「誠意を持って北朝鮮は対応」と小泉総理
10月3日の赤旗のホームページで政府調査団の報告について共産党はこのように書いています。普段は何でも小泉総理はけしからんといっているのに拉致問題に関してはまったくの無批判です。一方家族の人たちが調査団の報告に疑問や不満をいっていることにはまったく掲載していませんし、共産党自体のコメントや批判はほとんどありません。
これと対照的だったのが昨年のハワイでのえひめ丸が米源泉により沈没して事故での共産党の対応です。このときは国会議員による調査団をハワイまで派遣し、そしてこの時確か外務省の副大臣だったかが米軍を批判せず逆に対応に感謝していたのをけしからんと批判していました。そして米軍や日本政府の対応を厳しく批判していました。
しかし今回の拉致事件に対する対応では共産党は北朝鮮に抗議の態度を表明したといってるだけで実際に北朝鮮に抗議をしたのかもわからないし、調査団の派遣どころかプロジェクトチームを作って真相解明をやろうともしていない。
北朝鮮の言うことを鵜呑みにしてるだけであり、これでは自分たちが批判したえひめ丸事件の副大臣と同じである。
アメリカに対しては「主権回復だ、独立だ」と言っても北朝鮮に対しては主権放棄のような態度では国民から信頼されないし、国際的にも馬鹿にされるだけである。