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拉致問題(ichitakeさんに応えて)

2002/10/26 YY、自由業

 対処療法は(政府を含めて)当事者の人たちがするでしょう。取り巻いている私たちが口を挟めば混乱を引き起こすだけです(現に混乱は起きつつあるように思えます)。私たちがなすべきことは原因を突き止めそれを排除する方法を模索することです。
 論議は共通な理解がなければ深まりません。今共産党と公明党の間で(私はよく知りませんが)何か議論の投げ合いがあるようです。しかし、両者には共通な基盤がありませんからこの投げ合いは泥仕合で終わるに違いありません。ichitakeさんの投稿を読むと私との間で共通な理解がないように思います。とすると、私の主張が北朝鮮の無法を擁護し、拉致被害者に反対し、あるいは無視・軽視してきた人々と団体を免罪することにしかならないということに反論してもご理解頂けず、論議が深まりそうにありません。
 ただこれだけ申し上げておきましょう。何か問題が起きると在日の人々に対する嫌がらせが必ず起きるというように私たちの中には朝鮮人蔑視の背景が今もなお色濃く残っています。拉致に関する今回の世論の動向にもこれが強く現れています。