10月27日の統一補選は野党は一人しか当選せず惨敗しましたが、共産党は共産党の得票率が大幅に増えて善戦したなどといってはしゃいでいますが、今回は投票率が軒並みさがったため組織票の多い共産党の得票が相対的に増えて得票率が増えるのは当たり前で善戦でもなんでもありません。大体共産党は選挙のたびに当選者数、得票数、得票率のうち都合のいい数字をあげて共産党は勝ったとか善戦したとか言って正直に負けや過ちを認めようとはしません。
これはかつての旧日本軍と同じです。この前NHKの特番で放送していましたが、台湾沖航空戦で実際はほとんど戦果を上げていないのに前線の部隊からの報告をよく分析もしないで鵜呑みにして敵空母を十数隻撃沈の大戦果をあげたとかの大本営発表をして当時の小磯首相以下政府・軍が祝賀会までやってましたが後で間違いとわかっても軍はそれを認めて訂正せずに国民を欺いていました。
それを認めれば無敵皇軍の無謬性を否定することになるためだがそのため旧日本軍は当時の列強の軍隊の中では一番前近代的な軍のままで終焉した。たとえば他の国の軍隊では歩兵には自動小銃を持たせ機械化・近代化していたのに日本軍は歩兵に三八銃でしかも銃剣突撃という時代錯誤の戦法から進歩しなかった。
共産党も自分は絶対に過ちをしないという無謬性に固執するのは止めるべきだ。
負けを負けと素直に認めて反省し教訓を学ばねばいつまでたっても進歩前進しない。