取りあえず2点述べます。
それならばかつて1965年に日韓国交回復になぜ反対したのでしょうか。共産党の道理ある外交に従うなら南とだけでも国交を持つほうが国交を持たないよりましだと考えて本来なら賛成すべきだったのではないか。
論理のとんでもない飛躍です。取りあえず「南とだけでも」国交を結ぶという発想と、南側大韓民国を「朝鮮にある唯一の合法政府である(第3条)」として国交を結ぶのでは、意味がちがいますね。当時韓国にも反対があったのは、例えば植民地支配について、なんら謝罪も補償もなく、ただ経済援助があるだけだったからでしょう。
それから今共産党はイラクとアルカイダを結びつける証拠はないと言ってアメリカのイラク攻撃を非難しているが北朝鮮が拉致をやった証拠はないと言ってきて間違いを犯したばかりなのにその教訓を学んでいない。
北朝鮮が拉致をやったからといって、そのことが、イラクがアルカイダと関係ある証拠になるのでしょうか。これまたとんでもない論証ですね。アルカイダについて言えば、ビン・ラディンはサウシアラビアの財閥の出、今回の9.11の容疑者としてあがった19人中15人もサウジアラビア国籍だということですが、関係を批判する声がアメリカからあがらないのは不思議ですね。どう思いますか。なおイラン・イラク戦争の時、アメリカはフセインのイラクが毒ガスを使用していると知りつつ、要員を送って援助していました。ああいうのも、どう思いますか。アメリカの不公正で一貫性のない介入が、中東の地の民衆に悲惨を強いる歴史が続いていると考えます。
批判はやはり、論理的で公正であるべきだと考えます。