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党活動のベージ・主張(19日付け)を読んで

2002/10/19 Hegel、40代、大学教員

1. 最初の

いま、国民の政治的関心が高まっている大事なとき

 という見出しを読んで、またか、と多くの方がうんざりされたことでしょう。毎回毎回枕詞として繰り返されるこの種の表現、そのまま受けとめれば、今ごろ、社会主義革命も成功しているはずです。なんら、国民の政治意識に関する実証的分析もせずにこのような陳腐化した表現を繰り返すなぞ、科学に基づいて政治にとりくんでいるはずの党がやることなのでしょうか。

2. 勝つためにはなにをしなければならないのか、という発想も大事だけれど、今の党の力量では、自分ができることを自分の頭で考えてそれを着実にやりぬく、ということのほうが大事だと思います。

3. もうすぐ、支部総会が一斉に開かれるそうですね。選挙勝利の名目で、党員一斉思考停止の場にならないことを望みます。一事しのぎのがんばりで当選はさせたものの、後に残るは一時の陶酔とぼろぼろの党組織では、困りますので。

1.の補足
 党中央のやり方は、国民の多様な意識の中で、自説に都合のよいほんの一握りの事例をあたかも全体的傾向であるかのように大宣伝してしまうことです。まずは、平均的な意識がどうなっているか、が論議の出発点(あくまでも出発点に過ぎませんが)であるべきでしょう。このサイトをご覧になっている党員の皆様は、生の国民の声を把握しているはずですから、ぜひ、事実をもって、党中央のマインド・コントロールに抵抗していただきたい。