10/18のHegelさんの投稿で、9月26日の書きこみへの「回答?」が誰からもない、とありました。
「回答」をするだけの調査をしておりませので、意見として申し述べます。
日本共産党が、今回の日朝首脳会談で北朝鮮が「拉致」を認めるまで、利用可能な情報に照らして「拉致は疑惑の段階である」との政府の答弁に対して、「それでも徹底した究明を」との態度をとってきたことは、わたしは責められることではないと考えています。
※熱心であったかどうかは別ですが・・・
ですから、当掲示板でも、わたしは社民党や新社会党とは一線を画した批判をしてきたと思います。
当掲示板で、何人かの方が共産党を批判するのは、わたしと同様、そのことを認めた上で、拉致や不審船・ミサイル問題などで、まだ「ほとんど何も究明されない段階」で、性急に国交回復を主張しているように「みえる」ことへの危惧ではないでしょうか。
拉致被害者やその家族の問題を曖昧にしたままでの国交回復と、そのことによる極東アジアの平和と安定などというものは幻想ではないかと危惧しているのです。
それは反面、戦前戦中の朝鮮に対する日本の侵略と植民地化、そして従軍慰安婦問題へのお詫びと責任、賠償の問題とも連動しています。
国交回復にはわたしも賛成ですが、どのようなレベルで国交回復をするのかは、極めて重要な問題です。現在問題になっていることの、しっかりした究明と現状回復など「対処」を済ませたあとの話だと思います。ここに知恵をだすべきだと思います。
それは、同時にHegelさんが質問(主張?)される「公安」や「外務省」の情報操作・情報隠蔽を暴いていく過程ともしていかなくてはなりません。
わたし自身は、この問題について、当初から小泉・政権、外務省の姿勢こそ問題として批判してきました。
たしかに、当掲示板に投稿される何人かの方は、逆に、性急な共産党批判を展開されているようですが、投稿の動向を見る限り、読者は冷静な反応を示していると思います。
この点に関しては、当掲示板を主催する「さざ波通信」編集局も大体、同様の姿勢ではないでしょうか。
なお、その上でも言いたいのは、この問題とともに、もっと国民生活の困難、日本社会経済の危機について、真剣な討論と共同の行動が必要ではないかということです。