9月27日に日本共産党が発表した「深刻な経済危機から国民の暮らしをまもるための4つの緊急要求」と、「保守や革新、将来の社会保障をどうするかの違いを超え、広範な共同をすすめようという呼びかけ」を私は熱烈に歓迎し、共同との論議と運動の中でその内容を発展させ、国民生活の破壊と日本の社会経済の危機を克服しようと訴えました。
数名の方から賛成の意見もいただくことが出来ました。
その具体的な展開にあたって、Hegelさんから提起をいただきました。
4つの緊急要求を勝手連的に宣伝するという方法です。そうですね。地域など出来るところからはじめます。また、わたしは、昔のブント仲間、最近まで所属した新社会党仲間など、手の届く範囲で働きかけをしてみようと思います。
地元の共産党に宣伝と行動を組織することも働きかけたいと思います。さざ波読者のみなさんも是非、勝手連やりましょう。
国民生活と日本の社会経済危機は、かなり深刻なところにきていると思います。ここで踏ん張れなくては、何のための革新勢力でしょうか? 野党でしょうか? さざ波通信の価値は「共産党への左翼的民主的批判」だけではないはずです。
Hegelさんの1.大衆宣伝には全面的に賛成です。
さて、Hegelさんの提起2.学生・院生の学業保証の提案は、わかりません。保留します。
大学や各研究室が、お金集めに汲々としている現実をわたしも学術関係の仕事を通じて見ていますが、冠講座というありかたがよいかどうかわかりません。これも保留です。
また、研究所の提案には賛成していただけましたが、Hegelさんはすぐには実現できないとの感想を持ちのようです。
それでは、その前段階として、知的成果の受注生産という方法はとれないでしょうか。
国民の側に立った社会経済分析と政策立案能力を、国民(の中の必要性を感じている人々)の予約注文と出資によって頭脳と時間と成果物を買って、実現してゆくのです。
こうすることによって、信者集団にもなりにくく、変革を望む国民からも遊離しない知的営みを保証し発展させてゆくこよはできないでしょうか。
政党や大きな市民団体そして週刊金曜日などの試みがあり、それはそれで評価するのですが、それらは上から下への知識提供であるように思うのです。変革を願う国民の欲する知的な武器を供給する制度の確立を願ってやみません。
Hegelさん、さざ波読者のみなさん、いかがでしょうか。