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一般投稿欄

再び、高弘さんへ。批判したものは現情勢での共闘より選挙制度という考え

2002/10/22 ichitake、50代、零細企業経営者

 高弘さん。
 先のわたしの投稿が、若干冷静さを失っていたことを認めます。
 お詫びします。
 少し、冷静になって書いてみます。
 わたしが、高弘さんの投稿を批判したのは、選挙制度が今のままでよいと思っているからではありません。断言はできませんが、完全な比例代表選挙の方が今よりよいとは思います。選挙制度と投票制度について、以前に、当掲示板に書きこんだこともあります。
 しかし、いまは、比例代表制は部分的でしかないのです。
 完全な比例代表制ではないけど、一定の(というよりかなりの)民主主義が存在し、選挙制度が存在し、国民生活が破壊され、日本の社会経済が危機に晒され、特に統一補選が目前に迫っているときに、「野党(革新)共闘より選挙制度」という投稿をされる政治主張に反対し批判したものです。これが第1。
 第2には、野党共闘や革新共闘を「議会の中だけでよい、あるいは定数1の首長選挙だけでよい」というあなたの考え方に、以前の投稿とも重ね合わせて、前衛主義を色濃く感じ危険だと思って批判したのです。
 選挙制度がもっと民主的であるべきという主張に、危険性を感じたのではありません。
 革新共闘や野党共闘の必要性は、勿論、選挙に勝つため、あるいは議会内での改革の政策実現のためではありますが、それだけではありません。政党が団体が活動家が、参加する国民が、他の政治勢力の主張を知り学び自らを振りかえるためにも、そして他の政治勢力や国民の知恵と力に合流するためにも、是非、必要なことなのです。それは、実質的な意味での複数政党制、今より前進した民主主義のために、是非、必要なことだと思います。
 尚、高弘さんの投稿の後半の部分、「選挙というのは民主主義を達成するための手段にすぎず目的ではありません」以降のくだりについては、わたしはそうした二元論はとりません。
 政治勢力間の議論を、議会の中だけに押しこめることには反対です。選挙だけではありませんが、国民の中で、運動の中で議論することもとっても重要です。当選させることに頭を悩ませることも、重要な政策であり理論であり運動だと思います。
 改革の政策を国民の側にたってどう深めていくのかという問題は確かにあります。その問題は、別途、考えねばならないでしょう。
 そのひとつの方向を、当掲示板で言えば、Hegelさんとも論議しているところです。
 以上の理由により、「共闘より選挙制度」という高弘さんの主張に反対し批判するものです。

 ともに統一補選の野党の勝利のために闘いましょう。