10月6日付の赤旗日曜版によれば、日本共産党の志位委員長が9月27日「深刻な経済危機から国民の暮らしをまもるための4つの緊急要求」を発表し、保守や革新、将来の社会保障をどうするかの違いを超え、広範な共同をすすめようという「壮大な呼びかけ」を行ったとのことです。
その4つの緊急要求とは、
1、社会保障の3兆円負担増の中止
2、国民や中小企業への増税に反対
3、不良債権処理の名で中小企業を潰すな
4、職場の無法一掃、失業者に生活保障を
とのことです。
これら4つの緊急要求には、具体的な施策の裏づけもあるようです。
わたしは、この4つの内容自体が妥当かどうかは別として、今、この時期に、このような緊急要求を出したことを熱烈に支持したいと思います。
そして、この内容を全国民的に検討し、国民運動として広め、現在の国民と国の危機の克服にその力を結集すべきと思います。
ちょっと心配なのは、共産党がどこまで真剣に考え実行しようとしているのかなという疑問です。あまり宣伝もしていないみたいですし・・・
わたしは、まず、革新政党革新勢力がこの呼びかけにこたえるべきだと思います。そして野党もこれにこたえるべきです。また、中小零細企業主と自営業者は、この闘いの帰趨を決める存在になるのかも知れません。そのことを共産党も自覚しているのか、3面には中小自営業者のデモの記事が大きく掲載されていました。
みんなの知恵と力を結集して、この緊急要求を豊富化し国民多数の要求として実現してゆくべきと思います。
新社会党や社民党、民主党や自由党、そして市民団体や労組、業界団体や諸活動家が、この緊急要求とその呼びかけにどのような対応をするか、わたしも運動を進めながら、じっくり見守りたいと思います。