投稿する トップページ ヘルプ

一般投稿欄

統一補選を振り返って

2002/11/2 高弘、30代、会社員

 期待に反して予想通り野党は、惨敗しました。
 自民と公明で4割近い得票率を持つ訳ですから野党は、候補者を一本化しない限り勝ち目がありません。
 それにもかかわらず、分裂して戦ったわけですから、やる気がなかったのでしょうね。
 共産党も当選の可能性もない選挙で、全選挙区に候補者を立てたので、単に与党の援護射撃をするために活動しているのかと思いました。
 与党の支持票は、利権目当ての業界票が大部分を占めるため、いくら共産党が頑張っても取り込むことはできません。
 共産党が、票を伸ばせば伸ばすほど野党票が分裂して、与党の勝利に貢献する訳ですから小選挙区というのはもう滅茶苦茶なシステムと言うしかありません。

 統一補選の得票数を計算してみると以下のようになります。

 選挙区→(与党票)⇒野党票(民社由)+共産票=(野党合計票)

山形4区→(33858)⇒51437+20877=(72314)
神奈川8区→(29267)⇒19997+12129=(32126)
新潟5区→(69146)⇒60045+15298=(75343)
大阪10区→(43252)⇒15876+23795=(39671)
福岡6区→(84740)⇒61080+7820=(68900)
千葉選挙区→(509688)⇒422185+197699=(619884)
鳥取選挙区→(90724)⇒73383+22187=(95570)

 与党6勝、野党1勝ですが、野党共闘が実現していれば、与党2勝、野党5勝となっていた可能性が高いと言えます。
 この選挙は、次の衆議員選の結果をよく反映しているはずなので、野党共闘が実現するか、選挙制度が変わらない限り、野党は惨敗するでしょう。