みちじろうさんへ。
あなたは、以下のように書いていましたね。「公務員が厚遇されているといいますが、年収300万円の若手職員と、年収2500万円を超え、特殊法人の理事職を渡り歩くことができる国家キャリアを同一に語ることが正確でしょうか。」
以前、ichitakeさんは、あなたに聞いていましたね。「あなたの年収は、いくら位あるのか?」と。たとえ、給料の額は同じでも、家族構成、家族の事情、借金の有無、などによって、生活の苦しさは、変わってくるものですよ。給料の金額を、問題にするなら、家族構成や、家庭内の経済事情などを問題にしなければ、生活が苦しいかどうかは、何ともいえません。
みちじろうさんは、あなたの家庭事情と、「あなたの給料の額は、どのくらいか?」という、ichitakeさんの問いに答えずに、公務員は恵まれていないと、言っている。自分の事を語らずに、一般論を言っても、説得力がありませんよ。
それに、年収300万円の若手といいますが、今の雇用情勢のもとでは、若手で、それだけ貰えれば、上出来ですよ。(家族構成にも、よりますが。)私は、今、職安に通っていますが、40代以上の中高年になると、月額15万円以上貰うのも、容易ではないんです。月額20万円以上貰おうとすれば、「経験何年以上」という条件がつきます。
失業状態にあるものからすれば、やはり公務員は恵まれているのですよ。国や自治体が行なう、人減らしとはいっても、採用枠を抑えるぐらいで、大規模なリストラは、行なわれていないのですから。給料の切り下げかを呑むか、嫌なら辞めるか、という選択を免れているのですから。
みちじろうさん、あなたは国民健康保険の例を持ち出していましたね。しかし、日本の健康保険制度の問題点は、公務員が加入するる共済保険、サラリーマンや一般労働者が加入する健康保険、それ以外の人間が加入する国民健康保険、というように地位や、職業によって、加入する健康保険が違っている事なんです。支払う保険料、医療費の自己負担の金額が違っている事なんです。
もしも、あなたが国民健康保険の保険料の額を問題にするのなら、共済保険、健康保険、国民健康保険を統合して、一本化して、地位や、職業による差別、格差をなくし、生活困窮者以外は、全ての人が同じ保険料、同じ窓口負担料にするべきなのです。これは、年金制度についても、同じことが言えます。
また、公務員の共済組合は、たいがい保養施設など、福利厚生施設をもっていますね。それを、一般国民にも開放して、誰でも利用できるようにしろ、ということを、あなたは主張しないのでしょうか? もとはといえば、私たちの納めた税金で、それらは作られたのですから。それが、平等というものでしょう。
みちじろうさん、あなたは一般論、正論、きれい事を語るのですが、「自分はどうなのか?」という問いがないのです。一般論を語る前に、人の事を語る前に、自分はどうなのか、という自分自身の事について、語るべきでしょう。