共産党はアメリカがイラクや北朝鮮をならず者国家といっていることを批判していますが、共産党自身は北朝鮮による日本人の拉致が明らかになってから北朝鮮を無法な国家とか無法国家といっています。今回の拉致はもちろん1984年のラングーン事件や1987年の大韓航空儀爆破事件についてもこういうことをやる北朝鮮を無法国家と批判してきたといっています。
わからないのはならず者国家と呼ぶのはけしからんといって批判して共産党自身は北朝鮮を無法国家といっていることです。
いったいならず者国家と無法国家とどういう違いがあるのでしょう。普通ならず者も無法者もほとんど同じ意味ではないでしょうか。もしアメリカがイラクや北朝鮮を無法国家といったら共産党は今度はそれに賛成するのでしょうか。
拉致や暗殺や航空機爆破テロをやるような国はまさにならず者国家であり無法国家であり、いち早く北朝鮮をならず者国家といったアメリカの認識のほうが正しかったということではないのか。9月17日に北朝鮮が拉致を認めたためいまさらアメリカと同じならず者国家とはいえないので無法国家と言い出したとしか思えない。共産党はこの点をきちんと説明すべきである。