11月27日付の「今、共産党がすべきこと」(鎌倉太郎)という投稿に関連して、私の考えを述べさせていただきます。
まず、共産党が一番やらなければならない事は、平壌に代表団を送り込んで、北朝鮮政府、労働党と直接交渉をすることです。つまり、
①拉致被害者の子供を、無条件で、日本へ渡航させる。
②死亡したとされる拉致被害者については、家族や関係者による、北朝鮮国内での調査を認め、協力・援助する。
③今後、日本近海で、日本人の拉致や、スパイ活動などを一切行わない事。
④北朝鮮の核開発計画を、即時廃棄し、要求があれば、国際原子力機構などの国際機関の、査察を受け入れる事。
以上の点について、直接交渉するべきです。たとえ、失敗したとしても、何もしないよりは、マシです。それに、これこそが、共産党にとっての、責任の取り方ではないでしょうか。
なお、死亡したとされる拉致被害者については、最終的には、家族や関係者が、直接、調査するしかないでしょう。北朝鮮政府がどんなに客観的で、納得がいく証拠を出してきても、家族が納得しなければ、何にもならないわけですから。それなら、家族に直接、調査させた方が、家族の人も、納得しやすいでしょう。
次に、やらなければならない事は、日本国内で高まっている排外主義的潮流に対する批判でしょう。排外主義を煽り立てているマスコミに対する批判、拉致議連対する批判、場合によっては、家族の会の面々に対する批判です。
私は、共産党は、拉致議連に加盟する必要はないと、考えています。所詮、拉致議連の議員なんていうのは、拉致問題をかいけつするきもなければ、事態の打開に向けて、北朝鮮政府と交渉する気も勇気もない連中ですよ。単に、選挙のために自分たちを売り込んで、排外主義、国家主義を煽り立てているだけです。
そして、政府の方針や、拉致議連の方針、大多数の、マスコミの論調に批判、疑問、異論を言う人間、マスコミを叩く勢力に対して、共産党は、闘うべきです。そして、言論の自由、小数意見を言う自由を守るべきです。
そのためには、共産党自身が、今度の拉致問題について、どう考えているのか、という正式見解を発表するべきです。そして、金正日に対する個人崇拝、北朝鮮における人権抑圧、民主主義の欠如は、社会主義の原則に反しており、間違っているという事をはっきり主張するべきです。
また、さっきも言ったとおり、日朝国交正常化、拉致問題の解決のために、平壌に代表団を送って、北朝鮮政府、北朝鮮労働党と、直接交渉をするべきです。
そうしてこそ、日本国内での、排外主義、国家主義的潮流に対しても、闘う事ができると思います。
以上、舌足らずですが、私の考えを述べさせていただきました。