私は、三重県の松阪市で生まれたが、そこでは、「公務員にでもなりたい。」というと、「あんた、どこか体が悪いの?」、と聞かれたものだ。大学は、北海道にあるものを選んだので、札幌に来て驚いた。当地の人は、公務員になりたい、のである。五体満足な人がである。
公務員は、サービス業である。松坂は商人の町で、商人もこれまたサービス業だが、利益を生む点が公務と異なる。利益を生まないサービス業の賃金は、利益を生む業務の賃金よりも高いのはおかしい。なぜなら、利益=生産性が上がらないからだ。皆が公務員にになりたい社会とは、利益を生まない社会だから。
そこで、公務員の平均賃金は、勤労国民の平均賃金以下でなければいけない。当たり前だ。
長野県その他の県でも、上記の基準まで、遠慮会釈なく、ダウンすべきである。