さざ波通信を興味をもってみている。一般投稿や党員討論をみていて、党のウイングが広くなっているのをかんじる。党中央も、ある境界をもっていなければ旧社会党のように消滅するのでかなり狭い考えなのもやもうえないともおもう。さざ波通信を党員がやっているところがまさに、党のウイングの広さを示すとおもう。唯物弁証法的に考えれば、党もラセンを描きながら、時には間違いもしつつ進んでいくのだと思う。具体的な事柄で批判はよいが、それと反日本共産党とはおなじではない。未熟な人間が党員、党中央を構成しているのだから間違う事の方が多いのは当然のこと。世界のポイントのところで共産党は正しい指摘をしてきたことをみなければならない。ソ連崩壊、文化大革命、全共闘、トロキズムとの戦いの時など見事に歴史を予測した。党活動も、民青も全学連も21世紀のそれ、を作る時期です。各投稿をみると70年安保時期のものさしを基準にしての議論が多いように思える。例えば、こんなことも考える。今の党員は文化的レベルの力がない。21世紀には、パリコレをリードするようなファッション力をもったり、100万枚の音楽CDを売るロック歌手が党員か・・・(文字化け)・・・。
ただ、気になった事がある。一般投稿、党員投稿、そしてさざ波通信諸君の党批判をずーと読んでみると、党中央を占拠して、その後共産主義者同盟(ブンド)を作った流れに類似した雰囲気もときにみられることである。共産党は大衆運動を率いるのは苦手である。これはコソコソと活動していた小林多喜二時代の弾圧の影響である。自己批判もしない。これはさざ波通信の諸君も、他人から批判されて不愉快になるのと同じ。所詮人間があつまっているのだから。誰一人同じ人間はいないので、党員数だけ党の考えがある、という視点は続けてほしい。不破氏も志位氏も現在の党中央が不完全なことはわかっている。どこかにみずからが立つ土俵をつくらねばならない。理解をしてやらねばならない。北朝鮮の問題も党は決着をつけるとおもう。苦しい時期に外国で共産主義をなのれば、友達であると錯覚したのは、ある意味やむをえない。北朝鮮問題にしても、党は北朝鮮バンザイの姿勢での国交回復支持ではないのだから、現在の党中央の混乱に対して近視眼的な評価をすべきではないだろう。
20カ国以上の訪問経験があり、フランス在住時に、フランス共産党、イタリア、スペイン共産党の凋落を目にし、パリでベルリンの壁の崩壊を経験して、日本共産党の、歴史を科学的に見る凄さを実感した。海外生活でしぜんに党から遠くになった自分では。3派全学連、革マル全学連、などと戦った早乙女裕、川上徹などを切った過ちは大衆運動の能力のなさからきたものだけれど。かれらもさざ波通信をみて、党活動の幅広さを知り、党活動を外からでも応援するくらいの度量があれば日本を少しずつ前にすすめられるのだけれど。
まあ、現場の人間は、どんな世界でも幹部の石頭ぶりにブーブー言いながら仕事をしています。党の生活も同じでしょう。
さざ波通信をみて感じました。このさざ波通信で党批判をする人は、インターネットで、反共(右翼、極左)のホームページがありますのでそれを見て、自分の立場を確認するとよいでしょう。彼らの言い分が納得できたなら、その人自身が転落した証明になります。共産主義者同盟(ブンド)を作った流れに類似させるようなさざ波通信になってはいけない。そう感じたしだいである。