わたしは、次の4点を重要な課題として整理した。
(1)国民生活の破壊・日本社会経済の危機に直面して、国民生活中心の政治と予算への組替えとともに、官僚制と年功序列を中心とした公務員準公務員制度の無駄の排除と振り分けを大きな課題として提起した。
(2)関連して、年功序列賃金や正社員雇用、一部の社会保証の片寄りが、層としての高齢者や大人の子どもや若者そして社会から弾き飛ばされた人への差別と収奪を行う構造となっていることを提起した。
(3)日本お政治社会を変えてゆくための野党共闘・革新共闘の重要性、それを支える運動の質の転換を提起した。
(4)拉致問題にかかわる北朝鮮への徹底した糾弾の必要性としかしこくふくのための知恵の必要性を提起し、同時に、従来そうした事実を隠蔽し、無視し、不熱心であった革新政党や団体の自己批判と体質の改善の必要性を提起した。
その後、さらに論議し妥協し合意を形成すべき、いくつかの課題が浮き彫りにされてきていると思う。
(5)長野県田中知事の県職員給与引き下げに見られる公務員賃金などの引き下げをどうとらえるか、それはどうあるべきかの課題である。
-わたしは当然であるが、基本は年功序列の廃止の方向性、無駄な職場の廃止と住民福祉への振り向け、臨時やパート職の条件改善を基礎に実現すべきと考える-
(6)国民生活の破壊、日本社会経済の危機に際して、小泉-竹中政策に対していかなる政策を対置するのかと言う課題である。
-当掲示板では、政府通貨の発行とか、デフレ対策とか、労働者の闘いとかが主張されているが、わたしはデフレとか不況と闘うというよりは、失業対策、入札制度の改善、解雇権の制約、社会保証の拡充などなど国民の立場にたった「構造改革」と「セーフティネット」の拡充こそが重要と主張している-
(7)兵本問題をはじめ、党と党員の関係が提起されている。
-わたしは、党内で民主化のための闘いをし、それが認められないだけでなく、それを言うだけで追及され迫害されるような組織にとどまる必要などないし、それでも様々な理由でとどまりつづける人々こそ党の官僚制と専制支配を支える人なのだと主張している。そしてそれは党に限らない。市民運動であろうと同じことであると主張している-
さて、国民はどう考えどう動き、時代はどう変化し、革新政党やわれわれはどう振舞うのであろう。
国民生活の破壊を阻止し、日本社会経済の危機を克服してゆくために、論議し必要な妥協をし多数派を形成して変革を推進しよう!