富と利権を平等に分配するのが一番確実だと考えます。
真っ先に取り組むべき事は、宅地改革です。
日本が戦争に負けて、アメリカの農地改革によって、地主より土地を手に入れた農民の生活は、格段に良くなりました。
これと同じ事をやれば良いのです。
個人で自宅として使っている以外の土地を、国が接収して土地を持たない人に再分配するという事です。
皆さんご存知のように日本では、土地の値段が高すぎるため、生活費のかなりの部分を住居費に費やしているのが現状です。
一戸建ての家を購入すれば、3000万円から5000万円程度のロ-ンを組まなければなりません。
利息を含めて、5000万円を30年で返済するとしても、月に14万円もの出費を強いられます。
もし土地の値段がゼロになれば、今の半値程度で、マイホームを購入できるようになります。
そうすれば、相当生活に余裕が出ると思います。
自民党政権下では、不動産業の人間が、地主と結託して暴利を貪っています。
そのしわ寄せは当然土地を持たない人間にきます。
土地という物は、本来誰の物でもなく公地公民が原則でした。
それが中世に貴族などが、土地を囲って荘園などを作り、そこへ農民などを働かせて、利潤を小作料のような形で取り上げ始めました。
先祖代々受け継いだ土地を、持っている人もいると思います。
しかし、それが不平等や富の集中をもたらして来ました。
土地の世襲制を認めると、土地を持たない人の子孫は、土地を手に入れる事が、困難になります。
やはり土地は、一代限りとして、親が死ねばその所有の土地は、自宅の土地を除き全て国へ返還させるしかないと思います。
宅地以外の土地が必要な人は、ある一定の制限のもとで、すべて国から土地を、借り受ける形になります。
当然、土地の売買や地代を取るような行為は、禁止します。