私の投稿後に出された2通の投稿を読んで、官僚主義というものの真綿で首を締められるような息苦しさを改めて感じました。
まずは、三分の理さんの投稿から
12/21の党活動版を読んでの感想が載っていたが、私は逆の感想を持ちました。
(Hegel:気持はほとんど同じだと思いますが。)
「職場環境、労働条件の悪化が見えてきました」だって、私が三十数年前職場支部で活動していた時から既にあったんですよ、何を今更と云いたい。
(Hegel:私の投稿の主旨もある意味では、何をいまさらです。しかし、5中総では、相変わらず「構え」ばっかし。皮肉を込めた替え歌を科学的社会主義欄に乗せておきました.)
去年の9月から職場支部訪問を始めた意図は、党勢拡大の活動に職場支部からもっと参加して貰いたい、成果をもっと挙げて貰いからなんでしょう。
(Hegel:ここが意見の違うところかでしょうが、その通りでしょうが、それでもしないよりましだし、 また、そんなに楽なことでもないと思います. )
ところで共産党の職場支部の活動に於ける最優先課題とは何でしょう。中略。 こう云うのが労働者党員、職場支部の党活動の本来の、真の任務ではないでしょうか。
(Hegel:賛成です。)
しかしいまもって共産党の支部活動は党勢拡大なんですね、我支部は「水道料金値上げ反対」の活動をしました、その中で機関誌を○○部拡大しました、で値上げ撤回なのか値上げ幅縮小なのか、値上げされたのかは見当たらないんです。
(Hegel:結局下からもっと突き上げないと、数字が自己目的化してしまうのです. やはり、1回1回の支部会議が大事です。支部会議の改革についても最近意見を述べておきました. 今は党員ではないのですが、 昔の経験と私の所属する大学における教授会での経験からの反省に基づいたものです. ただ、赤旗の部数も議員の数も力になるのは確かなので、その辺うまく論理を構築しなければと思いますが。)
地区委員や議員と一緒に機関紙拡大活動をしても、読売新聞の拡販活動と同じで、一ヶ月でも二ヶ月でも良いからと云う経験もしました。
(Hegel:議員と一緒でもそうですか.)
次に 凡人さんの投稿から
結果は、日本共産党は候補者を2人も減らして臨んだおかげで辛くも全員当選こそ果たしたものの、得票は前回に比べ約3400票、3割以上の大幅減。はからずも現在の地力を露呈したのです。
(Hegel:ただ、得票率でいうと、15.4%から12.5%で19%減。定数が48議席から36議席に75%になって、候補者を8人から6人に75%にしていることを考えるとほぼ現状維持ということではないでしょうか。また、昨年の比例選挙での得票率10.5%を考えると、15.4%という数字がよすぎたのかもしれない。選挙の評価は単純ではないですが、得票数の3割以上減は24日の赤旗には載っていない様子。官僚主義現象であろう. しかし、そもそもこの客観的情勢にしてかろうじて現状維持というところに問題がある)
地元党員は選挙戦終盤までビラ配付に腐心しました。高齢者が多く、ビラの全戸配布だけでも死力を尽くした闘争にほかなりません。しかし、ビラ配付は、どこまでいっても自己満足の世界です。市民にとってビラは、ただの迷惑なゴミです。共産党の主張が浸透しているどころか、マンションのごみ箱には「赤旗」号外をはじめ、おびただしい数のビラまたビラがあふれ、共産党に対する「被害者意識」「嫌悪感」だけが浸透していたように思います。
(Hegel:ただ日ごろ官僚主義に対する積極的対案を実行してこなかったという条件の元で、やはり、それをしなかったら勝てなかったのでは、という疑念は残る。それにしても、選挙して勝ってもむなしさだけが残るという点では、ほんとに20年前の私の苦しみと何も変っていない.)
党員の方々にしても、ビラ配付で疲弊するより、政策の浸透、支持の呼びかけに力を注ぐほうが何十倍も有益であると思います。
(Hegel:ただ、不特定多数の人々への宣伝も大事だし、 ビラをまかなかったら、どうやって政策を浸透させられるのでしょうか.)
なぜ得票を減らしたのか。党の建て直しに何が必要なのか。それを真摯に「総括」してこそ党員も報われるというもの。
「ビラを全市に一日で配付」(同)したことをもって「勝った、勝った」と大騒ぎする党首脳の独善的な「総括」には、いよいよ疑問をもたずにはいられません。
(Hegel:ほんとうにこの結果をただ勝ったと言ってしまったら、何も変りませんよね. でも、真の総括を上に求めても無理だということは、実証済みのことでしょう.)