9.11テロの話も含めて、公安からの情報入手ができないことが共産党の欠点であると思う。私は、十数年の市民運動で得た社民党と赤軍との関係を裏付ける資料を公安調査庁に送付したが、知り得た情報は共産党系の団体にも公開すると明言している。共産党がまだ公安を敵視しているからと言って、兵本氏のように共産党に喧嘩を売る気はない。軍隊や有事法制に反対するなら、警察は国民に信頼される、戦争好きのアメリカを喜ばせる事件が起きるまでテロリストを泳がせたりしないものでなければならない。
新潟県の党職員盗撮事件は、女性から見たら許されない行為である。しかし、2chやJCPW、赤旗日曜版を見ても、共産党や民青の性意識は世間の動きと乖離しすぎている。だから、民青も会員が激減するのだと思う。京都府宇治市の山本宣治記念館館主は性教育をテーマにしていたが、(北朝鮮かぶれで国家に婚姻を届け出る必要ないが理由であったにせよ)社民党系の団体とつきあっていた私から見ると20年以上遅れている感がする。女性も男性も楽しくなるような性表現の自由を認める中で、女性や子供の権利を守るための性教育の必要性を説いていくと、民青も会員が増えるだろうし、共産党員の盗撮や露出狂も減るだろう。
共産主義を標榜する政党がある程度の役割を果たすには、次の本にあるような、共産主義政権で環境持続社会を実現したキューバの首都・ハバナの実例などを理想の一つとして掲げて統一地方選や総選挙を戦うのも一方法である。30人学級や福祉を政策として打ち出しているが、学級定員減や減反廃止も国の政策として打ち出されたし、共産党でないとできない、という感じがしない。
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