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中国漫遊記

2003/1/26 日比野吾朗、40代、会社員

 2003年は「鉄腕アトム」誕生の年です。現実にはホンダ開発した1~2歳レベルの2足歩行が可能なロボットがやっとなので、空を自在に飛び回ることは実現できそうにありません。「鉄腕アトム」の放送が開始されたのは私が小学生のころ、時あたかも東京オリンピック開催で、明るい話題に沸き返っていた高度成長時代の始まりの時代でした。ほとんどの日本人が、目を輝かせて働き、明日の生活は今日よりよくなると「明るい未来」を信じることのできた時期であったと思います。昨12月中国に行ってきましたが、あの頃の日本と同じでした。上海なんか凄い建設ラッシュで、成長のエネルギーを感じます。私の行ったところは働く人の給料の格差が非常に大きい(作業者:約8千円/月、技術者:約2~20万円/月、共産党員30万円)らしいですが中国の人は少しでも高い給料目指して、生き生き働いている。やれば絶対明日の生活は良くなるとの期待と希望があるのだと思います。日本があの顔を取り戻したいものです。