「民主経営」で、共産党員である経営者が、変形労働制を導入していいのかという意味だと思います。
私は,①民主経営や民主団体という言葉を使いません。それは、定義が確定していないためと、外部から見る人にとっては、民主という言葉に幻想を抱いてしまうからです。民医連(民主医療機関連合会)というときには,ひとつの団体名として、民医連綱領の実現をめざしている医療機関の名称としてとらえるだけで、民主という言葉がついているから、こうあってしかるべきだとかの意見は出さないことにしています。②民医連の幹部であろうと一般企業の幹部であろうと、元労働組合の幹部であった人が、経営の側につくと、これまでの発言を100%ひるがえす人がたくさんいます。立場が変わるとこうも違うのかとびっくりすることもありますが、人間の行動は思想によってではなく、立場によって動かざるをえないものだと思います。ただ、経営の立場にたってしまったために、やむを得ず、一時的に現場労働者とは違う行動をとらざるを得なくなっても,長い目で見れば、是正していこうという姿勢はとってほしいと思います。ずっと前には,民医連医療か資料に、労働法規を守らせるための連載がされたことがあります。私は,以前は,労働条件・・・(文字化け)・・・。最近、労働運動にタッチしてない人も増えてきています。この人たちは,他の企業の経営者と変わりません。民医連外の諸団体との共闘に参加してもらって、労働運動との接触をもってほしいと思います。④経営の立場の人が、労働者の立場に立てない(立たない)とき、それを是正するのは労働者、労働組合の役割だと思います。法律違反は最優先で是正させる。民医連外の職場で起こったら、問題にするようなことなら、法律違反でなくても是正させるまで努力してほしいと思います。
民医連の職場でこうなつていない原因はなんでしょうか。
私は、①民医連の党組織が、経営者と労働者と一緒の組織となっているために、問題がぼやかされてしまうことだと思います。経営者は経営者らしく、労働者は労働者らしくできる組織形態が必要だと思います。②それに付随するのですが、民医連の党組織は医療問題ではがんばりますが、労働問題ではほとんど無口です。党組織自身が、赤旗に出ている、例えば、過労死問題での看護師や研修医の記事を職員に配布し,議論を呼びかけるようなことがあってもいいと思うのです。