東京21区の川田衆議院議員を次期選挙で推薦しないことについて、既に何人かが投稿されています。
川田議員は党所属議員ではありませんから、推薦しないに相当な理由があれば推薦しないのはもちろん「共産党の勝手」ではあります。
そうであれば、党員投稿欄でシフトシフトさんが書かれているとおり、前回推薦した人を今回推薦しないわけですから、ちゃんと外部にその理由を公表すべきでしょう。
ただし、私が今回言いたいのは次の点です。
知さんが、「子息の反共発言が許しがたい」のが理由のひとつと聞いたと書きこんでおられることに目を疑いました。
確かに、ご子息の問題がなければ国政には出なかった人かもしれません。
しかし、本人の反共発言ならまだともかく、成人した子どもの発言内容を本当に問題にしているのでしょうか? 親子ではあれ、当然同じ政治思想を持ち、同じ政治潮流を支持する義理などあるはずもありません。
そして、お互いに同じ思想を持たなければならない義務や道義などあろうはずもありません。
上には「成人した子ども」と取りあえず書きましたが、「成人しない子ども」の意見表明権ですら国際的にも尊重されるべきだとされていることを持ち出すまでもなく、「あの人の子ども」が反共発言しているから支持できないというのは、子どもは親と違う意見を持ってはならないと言うに等しいものでしょう。
皮肉を書かせていただければ、現在支持政党なしの人がとても多いものの保守政党支持者の方が共産党支持者より確実に多いわけですから、親と子が同じ意見を持つ義務があるのであれば、共産党は永久に選挙で多数を獲得することはできません。