03年1月17日「赤旗」は、突如として「日本共産党の80年」を出版することを発表した。
この「80年」の出版は「赤旗」紙上などでも事前に明らかにされておらず、ごく一部の関係者しか事前に知らされていなかったようである。一般の党員や赤旗読者にとっては、まさに晴天の霹靂の感がある。
新たな「公認」党史に至るまでの我々の受け止め方は、1、70周年、75周年記念の時と比較して党側の取り組みや雰囲気がかなり低調であった。2、以前の党史出版の際は、事前の宣伝が大々的に行われていた。3、今回はそんな動きが全然なかった(少なくとも私達にはそう見えた)。4、党史問題そのものを軽視したり、思考や議論の対象から回避する傾向の蔓延(党内での思想・理論分野での党史の相対的地位の大幅な低下)。5、党中央(大本営)の劇的右傾化による従来の方針・見解との矛盾の激化と、それに伴う新党史編纂の困難さ。といった理由から「80年」は出る気配がないし、実際出さないのではないか、という観測があったし、このサイトでもそのような投稿が見られた。とにかく、この期に及んで党史が出された事自体、非常な驚きなのである。
個人的感想を一言で言えば「よく出せたな」というところか。
なお、今後具体的な批判を行います。出版のみならず、内容でも驚かされること請け合いである。査問も見事に消されているし。