サパテイスタさんと赤旗読者Yさんの意見を読んで、私は納得できないものを感じたので投稿します。
全部を否定する訳ではないのですが、私は理想を尊いと思ってる方なので。
偏見かもしれませんが、お二方の意見は「理想なんて何の役にも立たない」と言っているように感じられました。
私は、長い目で見れば理想って大切なものだと思います。
私はあまり詳しくは無いのですが、昔は女性の労働条件がすごく悪かったそうですね。
「サービス残業を無くせ」っていう主張は、私はその「男女の労働条件を等しくせよ」っていう主張と、なんだか似通っているような気がします。
男女雇用機会均等法(うろ覚えです)の導入への反論と、サービス残業撲滅への反論が、似通っている気がするからです。
私は労働条件を厳しくするときに出る「外国企業との競争に打ち勝つ」っていう論理は、かなり怪しいところがあると思います。
実際にライバルなのは、外国じゃなくてまず国内だと思うからです。
例えばハンバーガーや牛丼の値下げ競争、あれって象徴的だと思いません?
サービス残業についても同じで、「隣りがやるからうちもサービス残業させないと損をする」ってことがきっとあると思うんです。
だから全国一律で、サービス残業を許さないって態度がすごく重要になると思います。
赤旗読者Yさんは、「わざわざ残業分の労働をカバーするために新規の正社員など雇うでしょうか?」という意見でしたが、新規正社員雇用がゼロってことは無いと思います。
アルバイト・パートを雇うのだとしても、失業のままにしておくよりは、一歩前進だと思うのです。
もしサービス残業が根絶されれば、日本という国家単位で見た場合、やっぱり雇用効果は相当あると思うのですが…
赤旗読者Yさんは、雇用効果は低い、とお考えなのでしょうか?
ただ、正社員をパート・アルバイトに置きかえるっていうのは、手を打たなければいけないと思います。
私は男女雇用機会均等法と同じで、サービス残業もいざ撲滅させてみれば、「結局やって良かったんだなあ」ということになると思うんです。
明確な根拠を見せろと言われたら困りますが(汗)、上記の内容が大体の理由を示していると思います。
サパテイスタさんや赤旗読者Yさんは、実際にサービス残業を撲滅したら、どういう結果になるとお考えでしょうか?
やっぱり私は、良い結果が出るものと思っています。