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一般投稿欄

「国賊は孫権ではなく曹氏です。」(公明党批判について)

2003/1/10 真瑠璃雪アラブ派

 上記は三国志演義で、義弟関羽の仇を討つため客観情勢を無視して孫権を討つための軍を発動しようとした蜀漢の劉備玄徳をいさめた趙雲の諫言です。(中原を押さえている魏の曹氏を倒さぬ限り、蜀漢の天下はないのであり、そしてこれこそが「国事」である。 曹氏を倒せば孫権などはおのずと従うもの。 私怨がどんなにある間であろうと、それを忘れるとロクなことにならない。 しかし、皆様ご存知のとおり劉備はこの諫言を無視して大敗し、自分の命を縮めたのみならず、蜀が地方政権に留まらざるを得なくなる大きな一因となりました。)
 もう同趣旨の投稿をしている人が複数おられるので恐縮ではありますが、重要な問題と思います。 降りかかる火の粉を払うのに、どれだけ力を割くかは程度問題だと私も思います。
 今は、公明党は与党(自民党補完勢力として)であるため、当然に批判すべき相手ではあります。 しかし、大局的にみれば支持を呼びかける人々は前までの国政選挙で共産党がやろうとした保守層ではなく、現在は公明党を支持している人々であるべきです。(現在は民主党も野党だから協力するべきことも当然あるが、前回衆院選で共産党がやろうとしたように民主党支持層に擦り寄るよりは、まだしも公明党支持層に「擦り寄る」方が良いとさえ考えています。)
 公明党から共産党に対して下劣な非難中傷が行われているのは事実です。
 これへの論理的反論は自党の発行物で当然行わねばなりません。
 しかし、共産党側からは自己への中傷に対する「論理的反論」の域を出て「貴様はロクな奴じゃねえ」式の罵倒型非難はやめるべきです。
 現在公明党の影響下にある人たちの即時的反発を得るだけです。(論理的に考える前に「共産党こそ理屈抜きの不倶戴天の敵」と思わせる効果しかありませんし、公明党支持層の他は全く両者の「仁義無き闘い」には全くありません。 それだけ、紙に余白があれば労働運動や市民運動をかなり詳しく紹介できるし、その方が中長期では必ず良い結果を生みます。)