1月29日にカンボジアでタイの女優がアンコールワットはタイのものだといったという報道が元で大規模な暴動がおきタイ大使館やタイ関係の建物が放火されました。これに対しタイ政府もカンボジアへの援助や関係の停止を発表しました。この事件を赤旗のHPはまったく無視しています。
スペースシャトルの事故はすぐ報じたのにまったく奇異な感じです。タイもカンボジアも非同盟国でアセアンのメンバーです。共産党は1999年に当時の不破委員長が東南アジアを訪問してアジアは平和に向かっているとか問題はすべて話し合いで解決する方向に向かっているといってました。また共産党は非同盟を礼賛していますからこういう事件がおきたことは都合が悪いのでしょう。今回の事件の背景にはタイとカンボジアの長い歴史的な対立等があったためこんな流言飛語で大事件になってしまったわけです。非同盟のほかの国でもインドとパキスタンの問題等対立の種は山積しており、単純に非同盟は平和的各国国民は平和的で非暴力だなどと建前を信じていると国の行方を見誤ることになります。この事件を無視している共産党はこの事件から教訓を何も学び取ろうとしていない。