民青は、約2年前の大会から組織現勢を発表しなくなった。
これは個人的な想像だが、とうとう同盟員が二万人の大台を割り込んだのではないのか。それも、加速度がついてハンパじゃない落ち込みを記録してしまったのではないのだろうか。これを発表すれば組織に動揺も広がるし、同盟中央の責任(もっと重大なのは当然、共産党中央)の責任も問われる。特に党中央の責任が問われる事態だけは何としても避けなければならない。
さらに、去年(だと思う)の民青中央委員会での坂井希委員長(当時)の報告によると、各都道府県委員会の同盟費納入率が、良い所で70パーセント台(大分県委員会)で、ほとんどのところで40パーセント台だという。
仮に全国平均の集金率が40パーセント台で、二万人ベースで単純計算すると、きちんと同盟費を払っている(納める、という非民主的な用語はやめろ!)同盟員は八千人ということになる。
二万人割れどころか一万人割れである。大変な事態だ。
民主青年同盟の大衆行動時の実際の行動力から推察すると、とても「全国二万人組織」のものとは思えないほどの力量の低さが露呈されて久しいし、二万の数字を本気で信じている人は、一部の気の毒な人々を除けば、まずいないだろう。それに、組織力・戦闘力の低さは八千人組織としも問題があるレベルと言わねばならない。かつてのように、青年同盟独自のデモ行進ぐらい、8千人でもできるだろう。
ところが、やれないのである。こうなると、8千人という数字すら怪しくなってくる。
こんな批判を「さざ波」でされたくなかったら、がんばって戦闘的に大衆運動(労働者階級に立脚した青年運動)を闘うべきだ。
たとえ少数部隊でも、真面目に、原則的にたたかう組織に民主青年同盟がなったなら、僕は君たちのデモ隊に連帯のこぶしをもってこたえるだろう。いつか、どこかの街角で、この光景が本当のこととして実現する日が、できればぼくが青年のうちに来てくれたら、と願っている。