2/1赤旗記事研究員さんへ
私は民医連内での労使のなれあいについて指摘しました。あなたの記事の中で,「民医連の一連の不祥事に対する医労連の見解」とありますが、実はまだ、医労連(民医連生協部会)からの情報を得てませんので、不正確ですが、私の意見を述べます。
民医連は,医療事故をなくすために、①ニアミスの分析 ②第三者機関の設置 ③相談できる患者オンブズマン ④人的体制の整備 をあげています。民医連が発生した医療事故を教訓化し、全国の医療機関に改善の声を発信している姿勢を私は高く評価しています。ただし、人的整備の点では不十分なことが多いために,そこではたらく職員の労働強化とならざるをえない側面があります。赤旗記事のタイトルは「民医連見解を支持し、地域医療を守ろう」となっていますが、中身を見ると、「民医連の健全な発展と職員の生活と権利を守ること」が労組の任務だと述べています。私は、その意味で民医連の見解も医労連の見解も支持しています。問題は、その立場が末端の労組に貫けるかどうかだと思います。日本医労連は先に労組の基本方針があり、民医連の見解と合致したから、よいのですが、末端の組織だと「先に支持協力あり」の姿がないかどうかです。
さて、なぜこの時期に民医連が問題となったのか。医療事故の原因を追求したのではありません。医療事故を口実に公明新聞や自民党議員が民医連への攻撃をしたためです。選挙活動ばかりするから医療事故がおきるなどというのもやりすぎだと思いました。医療事故のなくすことでがんばている医療機関に不当な攻撃をすることは医療事故を増やすことにつながるという共産党の見解も当然だとおもいます。
しかし、選挙と民医連の後援会については是正してほしいこともたくさんあります。①政策では医療だけでなく、もっと労働政策を扱ってほしいこと ②有志後援会なのだから、恒常的に役員体制を確立し、選挙前だけでなく日常から活動すること ③仮に、他の政党の後援会であつたら、反対するようなことは法に反しなくても控えること。
などです。例えば,諸会議の中で,選挙に関する発言をする人がいるがやめてほしい。掲示板に後援会のニュースをはらないでほしい。民医連中央の後援会ニュースは不特定には広げない。など、いくらでも問題はあります。