共産党が二院クラブの吉村さんを支持するという報道をみた。民主党を離党して県知事選に名乗りをあげた松沢候補がいる。氏は衆院選で川崎市の区分から当選しつづけてきた。
横浜市長となった中田宏氏とは松下政経塾出身の同志。中田氏は民主党に近い無所属の会にいて、無党派として横浜市長に当選した。
以前どこかで書いたが、松沢候補は代議士当時、川崎市長選の応援で信じられないようなことをしてきた。
前職の高橋市長と共産党候補の一騎打ちになったときに、川崎駅前のフィナーレで、共産党を批判するにことかいて、「共産党というものはヒットラーのナチスと同じなんです」と絶叫した。この後に登壇した社民党の保坂展人氏は、登校拒否問題にしぼって、川崎の取組みを応援した。この選挙は高橋市長が勝った。
そしてつぎの選挙。松沢氏はひとりで国際勝共連合のアカデミー教授を担ぎ出してきた。そして、こんどは高橋市長を罵倒しつくした。
このような信義に乏しい候補を、民主党でも「出来レース」として批判する声が高い。
このほかに民主党の国会議員を担ぎ出した自民党神奈川選出の国会議員が、うまくいかずに現在物色中であるが、たぶん知事は松沢氏になるだろう。
共産党が出した支持者は、どれだけ得票が集まるかわからないが、無党派層を計算して民主党を離党しつつ中田横浜市長と連繋して圧倒的得票が集まるだろうと踏んでいる。
神奈川は、新自由主義という名の反動最新政策で、さらに住みにくい県になっていく。
願わくば、このような政治的マキャベリズムとは無縁な知事を期待したい。共産党の健闘を願う。