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一般投稿欄

代々木大本営の提灯持ち・「あかはたともみ」を批判する.・1

2003/2/24 赤旗アナリスト、労働者

 醜悪な日共・代々木大本営ベッタリサイトであるこのサイトが「さざ波」でも紹介されたので、私も拝見させて頂きました。
 が、その内容は、運営者本人が自称する「21歳」のものとはとても考えられない感覚で作成・運営されていると言わねばなるまい。
 本当に青年なら、少しは日本共産党及び「赤旗」に対する問題意識持て!
 かつて石原慎太郎という「作家」が、「青年の青年たる所以はイデオロギー以前の革新性にある」とほざいていたことがあった。
 カッコつけた表現ではあるが、一理ある言葉ではある。

   不破哲三は、01年3月、東京都議選を目前に控えたこの時期、自党の党勢ジリ貧化へのあせりと、一方での石原「人気」に動揺して都政分野で決定的に右転落をして、反動都知事・いしはらシンちゃんに擦り寄ることで6月の都議選での議席後退を食い止めようと,東大卒のその優秀なる頭脳をつかって小学生以下の「作戦」を考え付いた。
 で、そのとき不破が都議候補とともに行った演説の中で、石原について、「世界観の違いはあるが、首都移転問題など、一致点では共闘できる」などと,共産党幹部として、極右・ファシスト知事とのアベック路線を公然と表明するという、世界の共産党のどこでも例を見ない、とんでもないことをやってのけたのである。
 世界各国にひどい共産党は、特に過去において多数存在したが、その「ひどい共産党」でもやらなかったのが、ファシズムへの「公然たる」妥協や協力であった。
 ここで「公然」とカギカッコをつけたのは、裏ではソ連のスターリンがナチス・ドイツのヒトラーとバルト三国の問題などで「秘密協定」を結んでいたという歴史的事実があることを考慮したものである。言いかえれば、スターリンのような独裁者でさえ、公然とファシズムとの「協調」「妥協」はなし得なかったのである。
 不破は、超スターリン的政治的判断をしたのだ。

 話が大幅に逸れてしまった。兎も角不破は、石原の価値観・世界観を「たいした問題ではなく、これを留保して擦り寄ってもかまわないもの」と判断した訳だ。
 前述の「青年うんぬん」は、まぎれもなく石原の価値観の表明のひとつである訳だが、こういった事も含めて、不破は、事実上これを容認した、と判断する。理論的にかなり飛躍していることは百も承知で、あえて言おう。

 あかはたともみ氏は、その論調からすると不破の価値観や実際の政治的態度を基本において支持している人物だろう。
 ならば、不破の「石原観」にも、基本において賛同している、と見ることができる。そこで、石原の「青年うんぬん」がでてくることになる。「あ氏」は、不破を通じて、間接的に石原の青年観を容認した、というコジツケを、あえてさせてもらおう。

 その「青年観」は、青年を、人間的・精神的本質において革新的存在であると言っている訳だ。ここまでは私自身も同意する。正しいからだ。問題はその後である。
 石原は、人間的・精神的本質と「いわゆる」イデオロギー問題を意図的に分裂させて捉え、「革新的イデオロギー」つまり社会主義を、青年から切り離そうとしたのである。石原の反動的性質からすれば、当然のことであろう。
                    以上・第一部 終わり