醜悪な日共・代々木大本営ベッタリサイトであるこのサイトが「さざ波」でも紹介されたので、私も拝見させて頂きました。
が、その内容は、運営者本人が自称する「21歳」のものとはとても考えられない感覚で作成・運営されていると言わねばなるまい。
本当に青年なら、少しは日本共産党及び「赤旗」に対する問題意識持て!
かつて石原慎太郎という「作家」が、「青年の青年たる所以はイデオロギー以前の革新性にある」とほざいていたことがあった。
カッコつけた表現ではあるが、一理ある言葉ではある。
話が大幅に逸れてしまった。兎も角不破は、石原の価値観・世界観を「たいした問題ではなく、これを留保して擦り寄ってもかまわないもの」と判断した訳だ。
前述の「青年うんぬん」は、まぎれもなく石原の価値観の表明のひとつである訳だが、こういった事も含めて、不破は、事実上これを容認した、と判断する。理論的にかなり飛躍していることは百も承知で、あえて言おう。
あかはたともみ氏は、その論調からすると不破の価値観や実際の政治的態度を基本において支持している人物だろう。
ならば、不破の「石原観」にも、基本において賛同している、と見ることができる。そこで、石原の「青年うんぬん」がでてくることになる。「あ氏」は、不破を通じて、間接的に石原の青年観を容認した、というコジツケを、あえてさせてもらおう。
その「青年観」は、青年を、人間的・精神的本質において革新的存在であると言っている訳だ。ここまでは私自身も同意する。正しいからだ。問題はその後である。
石原は、人間的・精神的本質と「いわゆる」イデオロギー問題を意図的に分裂させて捉え、「革新的イデオロギー」つまり社会主義を、青年から切り離そうとしたのである。石原の反動的性質からすれば、当然のことであろう。
以上・第一部 終わり