荒堀・荒堀・荒堀
2003/2/9 赤旗記事研究分析員、20代、民間労働者
木村さん、レスありがとうございました。
さて、ちょっと古い「労働運動」誌で、荒堀広くんと熊谷・全労連議長の対談記事がありました。
感想を一言で言うと、よくこんなものが雑誌の特集級の記事で掲載されたものだ、といったところか。
とにかく、とても有料で販売される「商品」としてのレベルを満たしているとは思えない。こんなの、「共産党系雑誌」だからこそできた芸当だろう。
ただ、観察者的視点をもって見ると非常におもしろい。っていうか、普通ならこんなの隠そうとするだろう。ましてや日共体質なら。それを堂々と出しているのだから、近年の党中央の「国民に開かれた党」というフレーズも、あながち嘘ばかりでもないということなのか。もっとも、その結果出てきたものはろくなものではなかった訳だが。
荒ちゃんと熊さんの議論が全然かみあっていない。それどころか、不協和音が前面に出ていて、覆い隠しようもない。これを誌面で公表した編集者の大胆な判断と勇気に拍手を送りたい。天晴れである。
誌面から伝わってくる雰囲気は、「俺のほうが偉いんだぞ」的なオーラを荒堀が一生懸命出そうとしているということ。それに対する熊谷議長の迫力のない、ポイントのずれた対応。こんなのが延々と繰り返される。
一体、こんな記事を誰が読むのか。少なくとも出版のプロである編集者は、読者が求めているものを記事にしよう、という編集意図をしっかりともってこの記事を掲載したのか。当事者2名もさることながら、編集部の責任も問われるのではないだろうか。
みなさんにも一読を勧めたい。こんなの他ではお目にかかれないから。
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