朝、生ごみを出しにいくと、集積所に、また新たな文言がーー無断持ち去り厳禁!
この集積所に出された資源は、区民のみなさんが区の行政回収に出されたものです。無断で持ち去ることを禁止します。
・・清掃事務所
いつの頃からか、立派な青いネットが、ゴミサマに覆われるようになり、ものものしい有様になっている。少し前までは、ねこ・カラスなどの生き物への注意書きであった。(それとも、最近の猫は、文字が読めるのか?)
しんぶん赤旗に連載の小説「湾の篝火」は、戦時下、リストラされた元同僚が「公園生活」をしているさまをえがいている。時はちょうど、今の日本を彷彿させるもので、リストラされた会社というのも、いまもなお、いや、軍事に向けてますますこれから勢いづくであろう実在の会社である。
10日まえ、私も、とある小さな公園で、四十代と思しきホウムレスの人をみたけれどーー再度探したがみつからなかった。とても寒い底冷えのする夜だった。
駅近辺でみた、人のよさげなホウムレスの人も、足をひきずるようにして、歩いておられたが、いつの頃からか、みかけなくなった。さんざぶろうさんと名前をつけ、こどもと、ことあるごとに、はなしているのだがーー。
この日本は、もしかしたらアフガニスタンよりも、世界の最貧国といわれているどの国よりも、最も貧しい国なのかもしれない。