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靖国参拝は、皇室の務め

2003/2/4 おくびょうもん、60代以上、ペンショニヤ

 小泉単純一郎首相は、”心から、純粋に不戦を誓って参拝する”そうだ。批判派は、”侵略戦争の美化だ”という。が、議論がすれ違っている。
 一体、戦死者が英霊とされるのは、何のためか。天皇の名で死んだ、殺された(敵と味方に)死者は、霊となって、天皇(皇族)に仇をなすから、この霊を癒して、鎮めて天皇家の安泰を守ろう、これが英霊化=鎮魂の意義である。この考えは、梅原猛に教えられた。
 そうだとすると、統治体制(国体)が天皇主権だあった戦前(明治憲法下)では、閣僚が靖国詣でをすることには、正当性がある。が、敗戦により、新憲法が出来、統治体制は、国民主権に変更された。戦死者の霊が国民に仇をなすことはない。したがって、国民代表機関の性質も持つ総理が靖国にて鎮魂の拝礼をなす必要はない。まして、小泉個人に霊が仇をなすことはない。
 霊魂思想からは、靖国参拝は、皇室がなすべきものである。
 以上のように考えて、私は、靖国問題を卒業できた。