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アメリカのプロパガンダは

2003/3/17 とこも2、50代、無職

 長壁さんにお聞きしたいです。
 長壁さんの基本主張は「人民こそ正しい((言葉が悪ければ)、人民こそが大切なのだ)」というものだと思いますが、どうでしょうか。
 それとも戦争がいけないのだ、戦争をやらなければそれでいいのだ、というのでしょうか。
 私の質問は、長壁さんの基本主張は「人民こそ大切・・・」として進めたいと思います。
 都議会選、イラク問題、北朝鮮問題、財政問題、小泉内閣問題、等々、多々のご意見を披露されていますが、以前、とこも2が「長壁さんはたくさんの投書をしているが、どういう人だろう(基本理念は何なのだろう)、・・北朝鮮のミサイル飛来については・・・議論する価値があるだろう」との意見をメールしました。
 ですからその点に限って進めたいと思います。
 他の議論については長くしてはいけませんので、次の機会にしたいと思います。

 確かに、アメリカの政権は今の時点でも国際関係で威張りすぎていると思います。
 そして、アメリカ国民は、その自国の政策を支持しすぎていると思います。
 そのアメリカが、現在、世界政治、ひいては世界の平和に大きな影響を与えています。
 なぜでしょうか。
 私は思います。力関係です。単純に力関係です。その時の力は今(2003年)はメディアに載せて最大限に発揮できる時代だと思います。
 かつてのガンジーの非暴力主義によるインド独立闘争も。メディアの力なしでは2割、3割の成果しか、つまり、独立はかなり遅れただろうと思います。
 メディアに載って自己の主張が(こんな一介のとこも2のでさえ)他に伝わっています。そのメディアを機構ごと使い切っている人たちこそ、今の時点ではアメリカの政権であり、それを支える大多数のアメリカ国民だと思います。
 国連で長壁さんの主張(らしきもの)が弱いのは、その力関係であると思います。
 武力という力、メディアという力、経済の力、願うという力、優しい力、傲慢な力、・・・右翼の力、左翼の力、日本放送の力、横断歩道を渡る人にクラクションで威嚇を与える力、・・。その力関係が今も幅をきかせている時代だと思います。
 そこで、とこも2は言います。
 力でもって、日本人民(同時に世界の人々)を殺傷するのは許したくない、力でもって、私の知っている人を脅すのは許したくないということを。
 そして、イラクの人を殺傷することは許したくないと。
 その思いにたって、とこも2は北朝鮮の暴走の可能性を問いました。
 アメリカが悪いのだから、まずそこから、だけでは進歩は限られると思います。
 私は、35年程前から、アメリカを意識し、アメリカの軍事力をのろい、アメリカ文化の退廃的な傾向を忌んできました。そして、アメリカ社会は現在、世界という歴史の中で暴走の時代に入っていると思っています。
 アメリカ国民の何割の人が、アメリカの暴走を支えているのだろう・・、と常日頃考えています。
 数年前にアメリカ人の何人かの人と話しました。「あなたはなぜ、アメリカ政府を支持するのか」との問いに、私の会った人はすべて「(要約すると)アメリカが世界の民主主義をリードしているから。世界を公平な世界へとリードしているから」と答えています。
 それに対して私は常に「あなた(方)は傲慢だ、アメリカの正義(&民主主義)だけが世界の正義(&民主主義)ではない、一国の、そしてそのたった一人の人間にも正義があるのだ」と反論してきました。
 アメリカのプロパガンダに乗るのはやめろと長壁さんはおっしゃる。
 私は乗っているつもりはありません。「鉄ちゃん」も乗っているとは思いません。
 いわゆる、「アメリカバッシング」だけで世界と人民はいい方向に進むのでしょうか。
 もしそれだけが大事だ、いや、それが第一だ、と世界が乗ってきたら、私も考えてみたいと思います。それにはそれだけの材料があるだろうから。
 力は『さざ波通信』よりは、現在、アメリカに分があります。
 そのむなしさをこらえて、私は発言を始めました。
 反対する、反対するだけでは歴史は良い方向に進歩しないと思います。
 賛成する、賛成するをいくつか持たないとだめだと思います。
 表現は言い過ぎかもしれませんが、分かっていただきたい。
 長く書けば長く書けますが、都合上、ここでやめます。
 長壁さんは、とこも2の意見に「だったら刺激しなければいいではないか」といいます。
 それには大賛成です。
 私の議論提起が、その刺激になるのでしょうか。もしそうだとしたら、提案そのものを考え直してみます。