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「オール与党」とは?

2003/3/17 三分の理、60代以上、無職

 以前から共産党の演説、機関紙、選挙などのチラシやビラによく「オール与党」と云う文字が出てきます。
 私の理解としては所謂「空白議会=共産党議員のいない議会」と解釈していました。
 私の県には1人だけですが共産党議員がいます、ところが先日の県都での演説会で新人立候補予定者の話の中に「オール与党体制の県議会の実状を報告し、私への支持を訴えます」と云う言葉がありました。
 また、当のただ1人の議員の宣伝チラシの見出しを紹介します。

 「オール与党」の県議会の中で県民にとってかけがえのない日本共産党の議席。

 その下に。

 いま県民のくらしは本当に大変です。
 「オール与党」の県議会のなかで、「住民が主人公」の立場をつらぬく日本共産党の躍進こそ、くらしを守るたしかな力です。
 みなさんと力を合わせて、県民の願いを実現するためにさらにがんばります。

 中央委員会で作ったチラシだと云うことでしたので、中央委員会に電話で確認しました。
私「オール与党の県議会、と云う場合全議員が与党の野党不在の県議会、と云う意味ではありませんか?」
中委「いや、ご指摘のチラシに於ける【オール与党】の意味は、共産党議員以外の議員は全て与党だ、と云う意味で使っているので、共産党議員も含めて与党だと云っている訳ではない。」
 要するに、共産党で『「オール与党」の県議会』と云う場合県会議員全てが与党、と云う意味ではなく絶対多数を占める全ての(=ALL)与党、と云う意味で使っている、と云う回答でした。
 混乱を招く横文字なんか使うなと云いたい、個別の議案によっては「オール与党」の賛否が分かれることもあり、ステレオタイプの「オール与党」と云う言葉を無くして欲しいが如何であろう。
 そう言えば最近「国民が主役」、「県民が主役」等という「--が主役」と云う言葉が無くなって良かった、良かった。
 「党員が主役」「支部が主役」は残っているが、共産党の体制がその通りだから当然だろう、原作者や脚本家、演出、監督が上の方に厳然として存在しているから「主役」だ。