人文字を作ったり、ハンストに入ったりして頑張っている人がたくさん居るのを目にするが、短絡的な反戦ばかりが目に付いて、しかもそれが各人の独自の言葉に聞こえてこない。例えば社民党や朝日新聞の社説の丸写し。
今回の戦闘への経緯を自分で考えて、自分で分析して「反戦」に到ったか極めて疑わしい。フセインの12年間の空白についてどう考えているのだろう。クルド人や反体制派に化学兵器を使用して虐殺したことには目を向けないの?アメリカの危険性には反発するのにフセインの危険性には反発しないの?テロリストとの繋がりについては?アメリカへの反発は「弱きを助け、強気をくじく」ってところ?
反戦、大いに結構。しかし、その一方で「反戦」の空気に流されていやしないかを考えてもよいのでは?アメリカ大使館前でのデモも結構。しかし、戦争の原因の一端であるイラクにはしないの?湾岸戦争の停戦条約を12年も実行して来なかったことには目をつぶるの?
市民の犠牲についてもそう。戦争を担当するのは軍人、一般市民は無関係なんて、できる訳がない。理想論にすぎない。もし、北朝鮮が攻めてきたときには「アメリカ軍と自衛隊に任せて、自分は平常どおりの生活をおくれる」と真剣に考えますか?
フランスとドイツの反対も馬鹿正直に反戦だけと思うのですか?かたや、アメリカの戦争理由には石油目当て色々出てきますが、かの国々には考えないの?アフガンに展開する多くの軍人はドイツ人であり、アルカイダのテロを恐れていることや、イラクの油田にフランスやドイツが深く関わっていることには目を向けないの?
純粋なのは良いが、夢見る乙女や坊ちゃんのままではだめ。感情論の反発もだめ。冷静に見つめることをして下さい。