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一般投稿欄

結局みんな戦争が好きなんですね

2003/3/21 長壁満子、40代、金融

 頭が混乱したまま、思うこと。
 昨日は、日弁連主催の”アメリカの「正義」日本の「有事」”にいってきた。私の不安と予感が、裏付けられた結果に終わったが、それでも、今まで一人、異論を唱えている孤立感は払拭された。
 3月10日の北原勇さんの投稿「平和運動に欠けているもの」を改めて、かみしめながら、私の中にずっととぐろを巻いていた疑念が、ふたたび強く、大きく噴出そうとしているのをかんじる。
 新聞・テレビ・隣近所の人々・・・みんな、それぞれ、日常をこなしている。テレビや新聞は、平時以上に平時である。その職務をまっとうすることに、嬉々として、携わっているのが、生中継で確認できる。
 「こうなったら、やらなくちゃいけないんだから」「早期に勝利できれば」「フセインが油田に手をつけなきゃいいのだが」兵士に「恐怖とショック」を与える作戦で・・・バンカーバスター・・懐かしい名前がでてきては、すさまじい噴煙があがる画面。前回のアフガニスタンでも繰り返されたことだ。新型兵器の人体実験がつぎつぎ遂行される。爆弾で、なにもかも、破壊しつくしたあと、死にたいの人間を統治するのが目的。内臓や目玉が散乱し、生き延びた憎悪が蔓延するイラクを、どのように、統治するつもりか。
 フセインと息子を殺害が目的ーーフセイン体制転覆後の利権争いが、引き続き語られる。侵略戦争を認めたうえで、国益がどうあるのか、でしょうーーと小林よしのり氏。彼の考えに、私は与するするものではないが、本音をごまかさない手法は妙に説得感を感じさせる。あの「ゆでがえる会議」のなかでつい喜んでしまった穀田さんだが・・・
 どうであれ、人は、とにもかくにも、戦争がそれほど、嫌いではないということ、「平和だけとなえていては、日本の平和は守れない」と、池田大作氏もいつかの部長もおっしゃったが、とりあえず、当面の自分の「生活平和」さえ維持できれば、後は野となれ、山となれ。
 イラクの人口2400万人のうち、半分は15歳以下のこどもだということ。「殺されるのは私なんです」と米・メーン州からのメッセージをよせた、13歳の少女・シャーロッテ・アルデブロンちゃん、あなたのようなまともな考えが大人になったら、なぜ、消えるのでしょうか。
 石油がほしけりゃ、油田を破壊にもちこんだり、その持ち主を殺害したり、120%混沌に導く手法をどうしてとるのでしょうか。微力兵器を未曾有の大量破壊兵器でぶちこわすことが何を意味するのか、かんがえる頭もないのか。
 アメリカも日本も、当面の失政をチャラにしたいんですね。数年後よりも、今、今の保身が大事なのですね。人類と心と地球がどんどん壊されていくーーこんなことに私たちの税金が湯水のごとく、使われるなんて、考えると、気が狂いそうになります。「破壊型狂人」に対置するにはそれもひとつの手法でしょうか。
 日本とアメリカは、間違いなく、孤立と破滅の道へむかっています。テロの種、芽が出て実がなり、地球を覆う、日本をおおう。自転車操業の軍産複合国家の余命はいくばくか。
                  合掌