アメリカ兵、イギリス兵 日本兵ーーにさせられている、駒である人間兵士。「祖国のために戦うことを、誇りにおもいます」と黒人兵士、にやりと笑う白人兵士。
爆弾で恐怖をーーー免れたものは死にたい。抵抗できなくなってから、つかまえる。淡々と淡々とゲームのごとく、伝えるニュース。フセインと息子のいた建物を直撃、最初から、自分たちは現場で戦うと宣言していた。米の圧倒的な爆弾、大量破壊兵器、核兵器の脅威を知らないはずがない彼らだが、祖国のため、自らの誇りのために戦う自爆テロ。
イラクに日本の平和憲法をーーとフセイン氏自身と話し合っていた矢先だった。大量破壊兵器のリストをだす寸前だった。真実が出る前に、攻撃開始。さほど戦闘能力のない防衛のミサイルは、半分破壊された頃・・・
アフガンでの前科者が放つ、ピンポイントだなんて言葉は、いまさら、誰が信じるか。強奪するための油田ばかり心配する狂人たち。先の湾岸戦争でも、アメリカのプロパガンダの狂気が、どれほどだったか。イラン大使の娘にイラク兵の残虐性を捏造させ、油まみれになった水鳥を演出した。 なにごともないように、万全な対策をーーと語る福田、テロを呼び込みながら、テロの種を輸入しながら・・・
イラク兵が油田に火をつけた???とアナウンサー、答える宮田律先生の冷静なコメントにほっ!
ラムズフェルドの蛭のような貌 作戦は成功していると。
こうなったのは、すべて、フセインのせい。落ち着かぬのか、釈明か、小泉もブッシュも、繰り返す。
先の、集会で、大量破壊兵器の査察の不要性とフセインの人となりを新たに認識した私である。繰り返すが、巷に出回っている、情報、フセイン像の何という歪曲、犯罪性か。
フセインは、伝統社会、イスラム社会から脱皮した西洋近代が生み出した人物であるということーー悪魔でもなんでもなく、田中角栄程度のわんまんぶりーー実際にイラク人に白紙でアンケートをとったらどうか。これだけの、衛星通信が発達している時代に、湾岸の情報からだって充分可能なはずである。
12年前のイラン・イラク戦争だって、マスタードガス云々・・というけれど、アメリカが最初に使ったのが劣化ウランであり、その後遺症で、今も、無脳症の赤ちゃんやがんなど、また、経済制裁で一日、6000人のイラクのこどもたちを殺しているのは、どこのどいつなのか。テロリストはだれなのか。それでも・・という人は、今、目の前の日本のテレビ映像を、目を凝らしてみればよい。あらん限りの想像力を駆使して・・・噴煙のしたにわが身を置いてみればよい。
メールをのぞいても、8割り、9割が、次のターゲットの北朝鮮と絡めて、アメリカ寄りである。
北朝鮮の金正日然り、フセイン然り、自国民が、己が殺されるというとき、その脅威が確実にあるとき、圧倒的な破壊者をまえにして、なにをするか。
戦時下での行為のひとつをとりだして、イラク攻撃の根拠にするコイズミ、10年、20年、といった年月の問題ではないとおもうのだが。
今、私は、誰が、どれだけ、狂気じみた、犯罪性をくりかえすのか、しっかりと、見届けたいとおもっている。アメリカじこみのプロパガンダに固執した人間は、どんな偉い人でも、マインドコントロールは簡単には解けないので、時間をかけるしかない。
すべては、次なる戦争へーーの流れの構図の中のひとつであること、それを、認識してほしいものだ。