感情的であれ、生理的であれ、理屈からであれ、戦争反対、人殺し反対を表明するの、いいではないですか。生い立ちも、体験も、感性も老いも若きも、今の狂暴な流れに、反応して、NO! をつきつける。
駅前で、かわいい女の子にピンクの反戦チラシをもらって、あるいは、署名がきっかけで、あるいはデモに飛び入り、なんだっていいではないですか。
むしろ、この自分と同じ人たち、女性、こども、老人、生き物・・が突然、途方もない暴力と破壊の嵐に遭遇する。血を流すこども、震え上がる医師、泣き叫ぶ母親・・こうした額縁の絵ではない、現実におこっていることを前に、どうして、あなたは、そんなに、シニカルな視点で分析できるのでしょうか。
今の暴走をとめなければ、これ以上命がなくなってほしくないーーと、それこそ、私は、「理性的」な人からみれば、ヒステリックなおばさんにみえるでしょう。
ともかく、戦争がはじまっています。毎日、人が殺されていきます。時間があれば、戦争の理不尽さを、日本の立場を、自分なりに、人にかたっています。
世界最大規模の、暴力国家に、それにつるむ卑しい属国に、どう対処すればいいか、日々かんがえながら・・
一方、アフガンでの反省もなく、根源も考えない「テロ根絶」を肯定したままで、戦争反対をとなえている矛盾も露呈しています。半分、ブッシュの土台にのりながら、半分で戦争反対をいう、「ゆでがえる」反戦運動は、理念がともなっていません。
それでも、利権や保身で人の命を計算できる、権力者どもにくらべたら、雲泥の差。いえいえ、本当の国益や保身で戦争反対なら、それはそれで、眼力があるとおもいますよ。日本の権力者がばかのひとつ覚えのようにいうでしょう。国益、国益って・・私は、国益って、信頼だとおもいます。中東の人たちとの信頼、アジアの人たちとの絆、それでこそ、日本にない資源を安定的に輸入でき、食料自給率3割でしたか、そんな日本が経済大国としてやってこれたのではないですか。
それに、フランスやドイツの反対のもうひとつの真実もあなたには見えていますか?今までと、明らかに、今回の反対は、別の側面があるとおもいますよ。日本やアメリカサイドからだけみていては、歪むとおもいます。
それとも、あなたのお父上が今回の戦争で、利権える側だったりして・・・たとえば、イラクの石油、インフラなどなどに関わるといったような・・なにおかいわんや・・です。