アメリカのイラク侵略(敢えてそう呼ばせていただきます)のドサクサに紛れて、今度は教育基本法の改訂が行われようとしています。
その目玉は「愛国心」だとか。
だいたい国家権力が上から「愛国心」などを押し付けることの愚かさは、歴史的に見たら「大東亜戦争」前のわが国やナチスドイツなどを知れば一目瞭然でしょう。
いやいや、リアルタイムでも二つ隣の「民主主義」を名乗りながらも人民を飢餓に苦しめている二代目ボンボンの「将軍様」が君臨している国もありますしね。
そういえば、石油マフィアの支配する「自由の国」のはずだった唯一の帝国主義超大国も、奴らに侵略されている国の独裁者(私はこの男もクウェート侵略やクルド人虐殺をしてきた前科を見るととても「田中角栄レベル」などという生易しい評価はできません。)も、そして今回、石油マフィアに反対した国でもチェチェン紛争の際、劇場を不法占拠したゲリラだけでなく、一般民衆約100人に発砲して死なせたKGB上がりの大統領を持つかつての超大国も、チベットや台湾を力づくで支配しようとするアジアの超大国も教育では「愛国心」を重視していますね。
私は一人一人が「愛国心」を持つ事が悪い事だとは思いません。
しかし、国家がそれを強要することは大きな問題だと思います。
なぜなら、この問題は個人の「内面」の問題だからと思うからです。
今回の教育基本法の改訂は、上述した北朝鮮やイラク、米国、ロシア、中国のように個人の心の中まで国家権力が介入しようとするものであり、断じて容認できません。