菅井です。長壁さん、BERGへ行かれたそうで、喜んでいただいてうれしいです。メールのことは問題ありません。「ホームページへの掲載希望」ということはそういうことですから。
アメリカ政府のイラクつぶしの意志はきわめて堅く、ラムズフェルドらネオコン原理主義者にとっては国連決議派のパウエルでさえじゃまになってきたらしく、辞任させようとしているようです。パウエルは抵抗しています。(毎日27日付)
アメリカを支援する「自由(!)イラク軍」が発足しました。今のところは40人(!)で戦闘には参加せず(!)、米英軍とイラク住民の交流の際、通訳をやっている(!)とのこと。(時事通信28日付)
日本政府がアメリカのいうことを聞いて、イラク大使館を追放するのではないか、と心配していましたが、どうやらそれだけはやめたようです。(共同通信25日)忠犬小泉政府でさえ、何でもかでもアメリカの言う通りにしていたら、やばい、とさすがに感じはじめたのだと思います。
私見ですが、アメリカ、イギリス、日本の連帯が崩れないかぎり、戦争は止まらないと思います。この3国のうち、脱落の可能性があるのは、日本だけではないでしょうか。イラク占領後の復興利権入札はもうほとんどアメリカの企業がとっていて、イギリスは分けてくれるようあわてて交渉中、日本の大企業は、「興味はあるが今のところ静観」だそうで、すっかり出遅れています。小泉内閣は何も手をうっていないでしょう。戦後処理で金は出させられるでしょうが、日本の独占はもうけを手に出来ない。戦費分担と自衛隊のイラクへの治安駐留(=占領)まで要求されて、これはもう、おりたほうがいい。というか、降りなければ、日本経済はいよいよ御陀仏です。小泉首相は頭が堅くなってますから、彼に政策転換はできない。となれば、倒閣しかないです。それまで、もし万が一にイラクが持っていてくれれば、あるいは戦争は止められる。
というわけで、僕の考えるスローガンを一部変更します。
1 アメリカは即時停戦、撤退せよ
2 戦争支援の平和憲法違反・小泉内閣は退陣せよ
3 平和主義日本はイラクの自衛権行使を支持する
です。
東京で、「〈反戦と表現の自由〉大爆発! ピース・テント 悪法おだぶつ村」 というイベントが開かれていますので、行ってきました。30日まで、さまざまな座談会(最近ではトークライブというようです)、パフォーマンスが続くのですが、27日夜に行われたのは、「「人間の盾」になりそこねた面々大集合」というもので、2月にイラク入りした日本人約30人の記録ビデオ上映とトークライブでした。バクダッドの陽気なイラク人たちの映像と大きな声が、これでもかこれでもか、というぐらいに出てきて、圧倒させられました。また、本物の「月光仮面」の原作者である川内康範氏が83歳で青森から参加、冒頭で発言してその反戦平和の意志は感銘を与えました。
圧倒的な軍事力の差で勝負にならない(さざ波の編集委員S・Tさんもも21日付トピックスでそう書いてますし、テレビで見た、出稼ぎで国外へ出ていて、アメリカへの自衛戦争に加わるために帰国しようとしているイラク人賃労働者でさえそう言っていました)と思われていたイラクがどうやら必死でふんばっているようだ、ということをここ数日のメディア報道の変化から感じた人々が、自分たちのできることは何なのかと発言していました。僕にとっては、イラクの侵略として知られ、湾岸戦争の原因となったクエート侵攻でさえも、両国間のそれ以前のそれなりのいきさつがあり、単純ではないのだということを初めて知らされ、意外でした。
30日まで昼夜行われていて、アメリカの対イラク戦争についてだけでなく、「個人情報保護(修正)新法案を拒否する!」とか、「住基ネットお陀仏トーク」とか、「朝鮮半島を火薬庫にするな!」「おだぶつ村テント大爆発コンサート」などいろいろあるのですが、行かれてみるとおもしろいかと思います。土曜の夜10時から日曜の朝にかけては、「朝までティーチイン「戦争に対してわたしたちでできる事」」があります。コメンテーターは「ソフィーの世界」という若者向けの哲学入門小説の翻訳などで知られる池田香代子さん他となっています。
詳しい情報はこちらにあります。このホームぺージ内のピーステント最新映像というところで、中継映像も見られるようになっているようです。
http://bustersjapan.org/