一、あなたは 支配される側か する側か
一、あなたは 強い力を持っていないか 持っているか
一、あなたは 人にいじめられる側か いじめる側か
一、あなたは 人の不幸を悲しむ側か 悲しまないか
一、あなたは 人の痛みを自分のものと感じるか 否か
一、あなたは 飢え死にする人のそばで後馳走を食べられないか 食べられるか
一、あなたは 自分が生き延びるために人を犠牲にできないか できるか
一、あなたの住む国は 収奪される側か する側か
一、あなたの住む国は 平和憲法が生きているのか いないのか
一、あなたの国の自衛隊は 何時から 軍隊となったのか
この問いかけで、後者に組する側が戦争肯定者あるいは、実行国(者)となります。
世界の反戦連合組織「アンサー(ANSWER)」は、Act Not Stop War and End Racismの略で、戦争を止め、人種差別を終わらせるために、今こそ行動をーーとうったえています。
戦争の根源にある人種差別が戦争の要因とみるのです。
同じ人類が、相手を下等とみなし、野蛮・劣等とレッテルを貼り、口実を作り、その国の資源と命を奪うために、地雷と劣化ウラン弾で未来永劫を破壊する。破壊させられる、手を汚させられるのもまた、その国の被差別者、マイノリティー、社会的弱者です。
3月28日付朝日新聞の記事、「被害から目を背けるな」(嘉指信雄・神戸大教授)は、現代の戦争の真実は、劣化ウラン弾の問題を直視することから始まるーとむすびます。
この世界は所詮力、パワーゲームとうそぶく人がいる。殺ったもの勝ち、盗ったもの勝ち、勝てば官軍ならぬ民主主義、生き延びたものが常に正義という欺瞞の世界を肯定する人・・そんなあなたに問いたい。あなたは、いつまで勝ち組のままの存在でとおせるのか。あなたは、いつまで、その力
をたもてるつもりか。それに、力はなにも、大量破壊兵器だけではない。物理的な破壊兵器は、恐ろしい。だが、その未曾有の破壊力にたちむかっているのは、ほとんど、素手の人間である。イスラエルの戦車に向かうパレスチナの少年、ニューヨークのビル、ペンタゴンのビルを破壊したのは、何だったか。一本のナイフではなかったか。侵略を憎む心ではなかったか。同胞、身内、祖国を痛む誇りある意義申し立てではなかったか。
現在、英米が、苦戦しているときく。そろそろ、プロパガンダが本格化するだろうが、これほどの凶器をもってしても、殲滅できぬものの正体を、日米英はしっかりと、その腐った目玉でみつめろといいたい。
ところで、今、アメリカを中心とするパワーゲームは、有色人種にたいする蔑視が根底にあることを理解しているだろうか。かつて、名誉白人と持ち上げられてよろこぶこの国の民、他国の収奪が基本の資本主義レールにのせられ、経済大国とおだてられ、戦費をむしりとられるのをよしとするおめでたい被差別者の日本人。アメリカに使い捨てにされようが、属国に甘んじようが、奴隷の喜びを持って甘んじる。
私は、そのような人々を、気の毒におもいます。自転車操業のパワーゲームに未来はなく、あなたも私も結果的には、巻き添えをくうだけですが、少なくとも、私は、真実を知り、理解しているという自負がありますから。