ソ連崩壊後、左翼が自由、民主主義、正義を断固として防衛する勢力として、みなされなくなっている。これを克服するためには、まず自分自身の集団から、民主主義を最も推進しなくてはならない。分派を認めること、それにより初めて党内民主主義、党間民主主義が出現し、また新しい民主主義のためのスペースが開かれることを意味しうる。
分派の延長線上には、個人、個人がその集団の支配的イデオロギーのヘゲモニーを奪い返すことの可能性が存在するのだ。そもそも分派の擁護とは、トロツキーの最も重要な理論的成果でなかったのか。
不安になる党員もいるかもしれないが、分派は世界的傾向と思う。
分派的組織形態の連合
・イギリス社会主義連盟(今最も注目されている社会派映画監督ケン・ローチが選挙PRビデオを作った)
・イタリヤ共産主義再建党(社会フォーラムなど反グローバリゼイション運動に積極的に参加)
・ブラジル労働者党(ご存じルラ新大統領が名誉総裁の党。社民主義者からトロツキストまで分派)