長壁 満子様
私の投稿が載った同じ日(3/3)に、「萩原遼氏を都知事候補に」という意見に反対の立場からあなたは以下のように述べておらられます。
ただ、赤旗特派員時代に国交正常化されていないどころか、朝鮮戦争の傷もなまなましい戒厳令下の国に忍び込み、そのスパイ取材をもとに、情報を流し日本と北朝鮮の関係をどうしようとしているのか・・がみえてきません。
私は、萩原氏が都知事候補に相応しい人であるか否かは別としても(氏は、埼玉県民ですし)あなたが氏を「スパイ」と断言されていることにも見過ごすことはできません。
萩原氏は「赤旗」の記者として北朝鮮に入ったのですよ。
と言う事は、日本共産党も責めなければいけませんよね?
また「スパイ取材」と断言される根拠を示して下さいませんか?
私は1989年に大月書店から初版発売された氏の「ソウルと平壌」を何と「赤旗まつり」内のテナントで購入し読みました。
彼の取材姿勢はまさしく「疑わしいものは徹底的に取材する」というジャーナリストの基本姿勢だと感じました。行動を制限されている中で真実を探求するのがどうして「スパイ」となるのですか?
もし、これが北朝鮮ではなくて、韓国の軍事独裁体制やミャンマーで氏が同じ行為をしてもあなたは「スパイ」呼ばわりして、彼の行為を非難しますか?
あなたの言う「スパイ」というのは、本当のことを知られては都合の悪い北朝鮮のファシスト独裁政権の言い分にしか私には聞こえません。
一方、あなたは中村敦夫氏を都知事にする働きかけでも「フセインはとんでもない奴というのは???」と述べておられました。
私は「フセインだけをとんでもない奴」と言うのなら大反対ですが、クルド人の虐殺や国内の言論弾圧を見ればフセインはやはり「とんでもない奴」といわざるを得ません。
前述しましたが、私は利権を漁るだけの帝国主義者ブッシュも、社会主義のイメージをことごとく悪くさせている狂気のファシスト金正日も、そしてこのフセインもどうしても許せません。
日本の首相小泉も中国やロシアなど権力者も皆「保身」しかない考えていないように思えるからです。
まとまりのない文章になって恐縮ですが、長壁さん、まさか「敵の敵は味方」なんていう単純な思考はお持ちではないとは思いますが、どうか「善意の鱗」で眼が曇る事のないよう、若輩者として一言、生意気な意見を申し上げさせていただきました。