久々にいい内容の決議にふれました。3月4日赤旗一面下段の囲み記事です。
「今日、イラクに対する武力行使を目前にし、世界が再び醜い戦争と殺戮の時代へと進み、数多くの尊い命が奪われようとしている」と告発。「国家単位ではなく、地球規模で人類の未来を考えるべきだ」として、「イラク危機は、国連による法的解決によるべきであり、関係国に対して、今こそ、自利の執着を放棄すること、そして対話による平和的解決を強くもとめる」と訴えてーー
本来なら、決議文の全体を読みたいものですが、赤旗サイドでは、この扱いが限度だったのでしょう。
命を地球の生命体としてとらえ、現在おこなわれている戦争トリックにも言及した考えが、貫かれていると思います。今の戦争が、いかに、自己・自国の打算と欲望、そして、力関係でうごめいているかが問われているのです。まずは、「国連による法的解決によるべきであり」、のところに国連の公正な運営による法的解決ーーとあれば、ベストでした。
もっとも、いままでのいくつかの決議も、赤旗サイドの取り扱いによって、光を帯びなかったものもあるといえるでしょう。
ともあれ、赤旗は、上っ面のみでなく、中身の真実も掘り下げるようにしていただきたいものです。流れは、多喜二の時代に、どんどん、近づいています。