先日は長壁さんから貴重な御意見をいただきました。違った視点、鋭い意見が多々あり非常に参考になりました。
さて長壁さんより私にいくつか問いかけがあるようです。私なりに大きくわけましたが
(1)なぜ、北朝鮮がそれほど気になるのか?(具体的に)何を恐れているのか?
(2)アメリカ(とイスラエル)の強硬姿勢の方が北朝鮮問題よりはるかに恐ろしいのではないか?
以上の2点であると読めましたのでそれぞれ私の見解を述べたいと思います。
まず(1)ですが長壁さんは北朝鮮の体制をどう思いますか? 怖いとは思いませんか? 私は率直に言って怖いですね。「核兵器」「大量破壊兵器」ももちろん怖いのですが何より「言論の自由」「移動の自由」などの「基本的自由」が全く無い「軍事一辺等で経済オンチ」がトップにいて「トップをチェックする機能が無い」独裁体制国家が「日本のすぐ近くに存在している」事が何より怖いですね。
話が少し反れますが、10年前に経済開放政策を行なっていれば(最も金一族はチャウシェスク同様、朝鮮同胞に処刑されるでしょうが)まだ民主化するチャンスはあったと私は思いますがもうソフトランディングは至難の業でしょう・・・。
次に(2)ですが正直、アメリカがなぜ今になってイラクを叩きたがっているのかわかりません。従って今、「鎌倉太郎はアメリカのイラク戦に賛成か反対か?」と言われても答えようがありません。むしろ理由を述べないままの戦争なら反対ですね。
しかし私はアメリカ(とイスラエル)を狂った怖い国とまでは思っていません。別にアメリカの犬になったわけじゃないですよ。(別にメリット無いですし)ではなぜか? それは今、世界中に起きている「反戦運動」を「聞く耳は持っているな」と思ったからです。(1)の質問とも関連しますが北朝鮮にはこの「自分の意に反する意見を聞く耳」が無いのです。反論する自由があるかぎり万一、ブッシュ大統領が暴走しても選挙で落せるではないですか? 金正日が暴走したら誰がどうやって平和裏に止めるんですか?
以上、こんなところです。長壁さん、こうやってお互いの意見を自由に論じあえるというのは幸せな事ですよ。北朝鮮ならこういったメールも監視されて恐らく私は「政治犯収容所」行きでしょうから・・・。
なお、毎回の事ですみませんがダラダラした長文を好まない性格なため舌足らずな文になっているかもしれません。もし疑問、質問等ありましたら「具体的に」指摘していただければ幸いです。