3日付しんぶん赤旗の不破報告を読みましたでしょうか?
赤旗を読んで早20年近く、記事にムッとしたり納得できないことは多々ありましたが、今回ほど怒りを持ったことはありません。
都知事選挙に、革新統一ではなく公認候補を擁立するのは理解できます。やむを得ずというよりもある意味では当然でしょう。ただし、それは、できれば当選を目指しての革新統一とは違って、党勢拡大のための公認候補だという面は否定できないはずです。
ところが、言うに事欠いて「過去3回の革新統一候補での選挙戦は、後半戦にとって元気がでないもの」とか、「得票の谷」と言う言い方はないでしょう。
条件も環境も違う他県の得票数・率(しかも投票率を出さない)など、ご都合主義のデータには、何の説得力もないどころか、言っていることに矛盾が生じています。首長選と議員選は単純には比べられないというのは不破氏も以前から言っていたはずです。
無所属と無党派と公認と党籍ありをわざわざ混同させるのも、いかがなものでしょうか。
無党派より公認の方が得票が多かったと言うなら、以前の千葉県知事選挙で現職と6:4という結果を出したことはもう忘れたのでしょうか? あの候補は、その後、参議院比例区の名簿に載ってましたが・・・
社会党籍の候補は受け入れないというが革新統一だというなら、昨年の中野区長選挙はなんだったのでしょうか?
さらに、地方の選挙は地方の組織が責任を負っているはず(前から言ってましたよね。)なのに、なぜ中央がいかにも公認候補の擁立を決めたようなことを言っているのでしょうか?
いかに組織内部の集会でのお言葉とはいえ、党の無謬性を前面に押し出すのではなく、もう少し素直に謙虚に方針を転換したのならそう言えばいいではないですか。
それにしても、候補者としてふさわしい人ではなく、知事としてふさわしい人に投票したいものです。