やはり、私は、革新統一候補でたたかいたいという気持ちが残ります。不破報告は、ベストは、革新統一候補であり、努力したが、擁立できなかったので、次善の策として、党公認候補とした、ということだとおもいます。しかし、主な内容は、東京では、党公認候補でたたかうことの方が、正しいと強弁しているようにも聞こえます。
こんなことなら、多くの県知事選などでも、党主導の公認候補の擁立でたたかうべきだとする論議に拍車がかかると思います。
やはり、首長などは、はだかでたたかうよりも、多くの団体とスクラム組んですすむことに習熟すべきだと思います。
なお、この程度の意見でも、あまり表明されることなく、「党中央がそうきめたのだから、それで、やれば別にいいではないか」というのが、大勢のような気がします。だから、受け止めは、冷え冷えとしています。
今回の新しい提起は、強引にいまの党の状況を正当化した風に見えます。勝手な想像ですが「厳しい状況だから、志位君、きみが傷がつかないように、僕がしよう」と不破氏が報告を買って出たような気すらします。
報告の中には、次のようなくだりがある。
――若林さんは、石原氏が知事になるよりも先に、東京都委員会の責任者になった人です(笑い)。ですから、この四年間、わが党の都議団が都議会で石原都政に立ち向かうそのすべてについて、一体になってこれをバックアップし、たたかい、援助してきた都委員長であります。ですから、どんな論戦になろうと、論戦の成り行きを心配しながら見るということは、今度はないだろうということを、私は確信しております。(笑い、拍手)
・・・「今度はないだろう」というが、いつなら、あったというのか。そんな目で見ていたことを公言するとは、なんて失礼な発言だ。それを笑い・拍手するとは、この人たちの感覚はいったいどういうものなのであろうか。
これでは、前回選挙をたたかった三上さんに失礼だし、「革新統一候補」を願い、努力してきた人にも、失礼だと思います。
「会」は、今回の事を「痛恨の極み」とコメントしているのだから、共産党も会の一員であるなら、その思いを共有することから、出発してほしい。
まあ、ここまで言ったんだから、若林惨敗なんてことになったら、責任問題だと思いますから、よく執行部の方は、覚えていた方が良いかも。
党員の方も「これですっきりした」なんていうコメントがすでに赤旗に載ったが、真に受けないように。そういうコメントは、都合のようように記者が作ったコメントなんだから。
ただ、党内は、身内だけでやりましょうというのであるから、一定引き締まりはする。しかし、問題は、広がりをもつのかどうなのでしょう。
「会」からすれば、なんだ、共産党さん、こんなことを、4年間かんがえていんですか。どうも、変だと思っていました。身が入ってないというか。ならば、何で4年前に言ってくれなかったんですか。そうすれば、周囲もちょっとは、対応の仕方もあったのに.まるで面従なんとかという人みたいとおもわれることでしよう。
公認候補を出すにあたり、「会」に推薦を求めるという態度はとらなかったそうですが、そんなことは、あたりまえのことです。推薦を求められても、推薦などできるわけがないではありませんか。
「君たちがなかなか無党派候補を見つけられないから、いよいよ決断したのだ。だから当然一緒に推してしかるべきだ」ということを一律に求めたりしたら、とありますが、一律ではなく、個別ならあるのですか。
「君が勝手にやるというのだから、やればいいではないか。君は、無党派候補を見つける努力もしなかったのだから」と他団体からは、言われるにすぎないのではないですか。
4年間、サボりつづけて、(サボってないなら、そう示してください)結局、俺がやるでは、ただ一言、勝手にやればということになるのは、しょうがないことでしよう。