アラブ、アジアで独裁者問題を解決できるよう促すべき
と思います。フセインも、イラク国内でもクルド人には「戦争ばかり」とふこぶる評判が悪い。金正日も、脱北者の評判はすこぶる悪い。国民が政府にモノを言える国ではないのです。
だからと言って、アメリカに、武力で戦争でもって自由と民主主義をもたらしてもらうという考えは、もちろん、一般庶民の多大の犠牲を伴うのと共に、アラブやアジアの尊厳も損なうことなのではないでしょうか?
アメリカ人は、日本に対して、原爆を落としてあげたおかげで、ファシズムから解放し、自由と民主主義を与えてあげた、と思っています。その後50年以上、できる場所でそのやり方を踏襲してきたのです。
ソ連や東ヨーロッパの崩壊は、自ら変わったため、そうは行きませんでした。最小の流血にとどまり、とっても良かったと思います。
今、必要なのは、アラブ諸国が、一日も早くフセインの亡命を助け、アメリカに対して戦争の口実をなくさせ、100%アメリカの言いなりでない政権を作る助けをすることではないでしょうか?
北朝鮮についても同様です。
拉致を明らかにしたりフセインを押さえたりしていたのは、ロシアの仲介であり、ロシア通の石井議員の暗殺は、公安が関わって背景がもみ消されたそうです。ロシアを口利きにするのは大変危険なようです。
共産党はアラブを回ったりしているし、中国とも仲直りしているし、そういうつながりを生かして、平和解決への工作を進めていかれることを望みます。