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この差って

2003/4/2 ウナギ犬

 ニュースで松井の初試合の様子を見ました。

 楽しそうな歓声のあがる様を見て、「これが戦争をやってる国の様子なんだろうか」と考えてしまいました(あ、試合場所はカナダだったかも)。

 この戦争は、イラクとアメリカの戦争のはずなんですが、イラクとアメリカの国民の生活、あまりにも違い過ぎやしませんか。
 私は以前、家の上空を通過する飛行機の音があまりにも大きくて、「もしかして落ちるんじゃないか」と肝を冷やしたことがあります。
 イラクの人々はそれと同種の、しかし比較できない強さの恐怖を味わっていることでしょう。
 しかしその恐怖は、アメリカで暮らしている人たちはどれほど感じていることか。
 もちろん戦場では、対等とは言えないまでも、命を賭けて戦っている人たちがいるのですが。
 しかしやっぱり、一方的すぎるのです、この戦争は。

 この戦争を支持しているアメリカ人の多くは、「一方的に勝てる戦争」だから支持してる、という考えを持っているのでは。
 力で解決しようと考える人々は、常にその力を振るう側にいるつもりで、振るわれる立場になると考えていないのでは。
 この戦争が、自分たちの頭上に爆弾が降ってくる戦争だったなら、はたして支持するアメリカ人はどれほどいたのでしょうか。