ニュースで松井の初試合の様子を見ました。
楽しそうな歓声のあがる様を見て、「これが戦争をやってる国の様子なんだろうか」と考えてしまいました(あ、試合場所はカナダだったかも)。
この戦争は、イラクとアメリカの戦争のはずなんですが、イラクとアメリカの国民の生活、あまりにも違い過ぎやしませんか。
私は以前、家の上空を通過する飛行機の音があまりにも大きくて、「もしかして落ちるんじゃないか」と肝を冷やしたことがあります。
イラクの人々はそれと同種の、しかし比較できない強さの恐怖を味わっていることでしょう。
しかしその恐怖は、アメリカで暮らしている人たちはどれほど感じていることか。
もちろん戦場では、対等とは言えないまでも、命を賭けて戦っている人たちがいるのですが。
しかしやっぱり、一方的すぎるのです、この戦争は。
この戦争を支持しているアメリカ人の多くは、「一方的に勝てる戦争」だから支持してる、という考えを持っているのでは。
力で解決しようと考える人々は、常にその力を振るう側にいるつもりで、振るわれる立場になると考えていないのでは。
この戦争が、自分たちの頭上に爆弾が降ってくる戦争だったなら、はたして支持するアメリカ人はどれほどいたのでしょうか。